2019年11月9日(土)から10日(日)にかけて、愛知県・Sky Expoで開催された、レインボーシックスシージの世界大会「プロリーグ シーズン10ファイナル in Japan」。
本大会会場にて、現在esportsディレクターとして活躍しているWei Yue氏に、お話を伺うことができました。
――まず初めに、自己紹介お願いします。
Wei Yue氏:初めまして、WeiYueといいます。レインボーシックスシージのesportsディレクターをしています。就任したのは最近で、それ以前は、Blizzard Entertainmentで8年半働いていました。
――Wei Yueさんから見て、レインボーシックスシージの面白さは、どこと考えますか。
Wei Yue氏:オペレーター、ガジェット、補強、撃ち合い、駆け引き、それぞれ一つずつどれもが大きく場面を左右する、FPSゲームであることですかね。
僕が関わってきたFPSの中では、撃ち合いが少ないゲームですが、他のゲームと大きく差別化されているのは間違いなく戦術面が大きいと思います。
――アジアでの世界大会は、ここ日本が初めてとなりますが、開催に至った経緯を教えてください。
Wei Yue氏:2017年からアジアのPL参戦が始まり、ここ最近でいえば、世界的に人気のある日本チーム「野良連合」が世界ベスト4を達成するなど、大きく躍進してきました。
そうした要因もあり、アジア地域のプレイヤー数やチーム数は急激に増えてきており、PLで応援する方も非常に多く熱狂的であることから、日本で開催しようと決断しました。
結果として、会場に入って4000人もの方が様々な国から来たチームを応援している姿を見て、日本で開催するという決断は、間違っていなかったと確信しました。
――アジア地域のプロリーグの成長ぶりはいかがでしょうか。
Wei Yue氏:間違いなく2年間で大きく成長していると思います。
今大会においては、日本開催で日本チームが出れなかったというのは少し残念でしたが、出場するアジア2チームは新しい顔ぶれであることから、競争性が出て非常に良いことだと考えています。
――アジアのサブリージョンについて、どうお考えでしょうか。
Wei Yue氏:地理的な問題はどうしようもない事でもあるのですが、近い将来、APACプロリーグのサブリージョンについては、解決策を出したいと考えています。
――シージの続編はなく、今後10年は現タイトルを続けると「Six Invitational 2018」でおっしゃっていましたが、今後の展望をお聞かせください。
Wei Yue氏:僕が7か月前、就任した当時から話してきた話題で、今すぐにでも言いたいところですが、この件はまた次の「Six Invitational」まで、先延ばしにしてもいいですかね?(笑)
――最後に、プロリーグファイナルやメジャーの開催を、また日本で行う予定はありますか。
Wei Yue氏:いい質問であるとともに、難しい質問でもありますね。大会でどこへ行っても熱狂的なファンがいて、その度にもう一度この場所で開催したいと毎回思うんです。
来年また、アジア地域での開催は視野に入れていて、来年日本が選ばれなかったとしても、いずれ日本開催はもう一度したいと考えています。
取材・文/GuNBoY.