人気FPSゲーム「レインボーシックスシージ」の最高峰リーグ「レインボーシックスプロリーグ APAC Northリーグ」に参戦中の「GUTSGaming」にリモートインタビューを敢行。
APAC Northリーグ前半戦では好成績を残した同チーム。チームの創設から、オーナーの犬犬(ワンワン)さんとのエピソード、選手のプライベートな部分まで語っていただきました。

――はじめに、自己紹介をお願いします。

CrazyPapiyoN:1995年3月3日生まれ、GUTSGaming所属CrazyPapiyoNです。よろしくお願いします。

JJ:1998年5月14日生まれ、GUTSGaming所属のJJです。よろしくお願いします。

Yura:1998年2月14日生まれ、GUTSGaming所属Yuraです。JJ、ライトと同い年ですね。よろしくお願いします。

Li9ht:1998年11月13日生まれ、GUTSGaming所属Li9htです。よろしくお願いします。

Lily:2000年12月8日生まれ、GUTSGaming所属Lilyです。最年少です!

Cloud:1998年3月1日生まれ、GUTSGaming所属Cloudです。よろしくお願いします。

――GUTSGamingに加入することとなった、きっかけを教えてください。

CrazyPapiyoN:僕たちは元々「野良連合」で、「野良連合」に所属したままESLの大会に出れたらいいなと思っていたんです。ですが、大会ホストのESL問い合わせたところ、1企業ないしは1法人につき1チームしか出れないという規定があると言われて、それはもう出られないじゃないかと。

世界大会に出て1位を取りたい、このメンバーで僕がチームを率いて1位を取るために、犬犬さんに直接頼み込んで、メンバーの人生を背負って頑張っていくので後ろ盾、スポンサー兼チームオーナーになってもらえませんかとお願いしました。そこから、「野良連合」を離れて犬犬さんと僕でGUTSGaming立ち上げました。

Yura:元々、シモツキ選手(現「野良連合」)からチームを抜けたいという話があったそうで、「DetonatioN Gaming」のオーナーさんと犬犬さんで話し合った結果、僕が勧誘されて、GUTSGamingに入ることになりました。
※インタビュー時、シモツキ選手は「DetonatioN Gaming」に所属。

Li9ht:僕は「ニャン☆ニャン☆パラダイス」というチームで活動していて、そのチームでチャレンジャーリーグに出ていたんです。
チームは2位でプロリーグにも出られたのですが、メンバーの事情で出られなくなったので、チームを探していたところ、声をかけてもらったって感じです。

Cloud:僕は元々「DetonatioN Gaming」に入っていました。チームのロースターから外れるとなった時に、GUTSGamingから勧誘してもらいました。時期的に選手として探すのは難しかったので、僕自身初めての試みだったのですが、コーチとして加入することを決めました。

――オーナーの犬犬さんはどのような方なのでしょうか?

CrazyPapiyoN:すごくesportsに対して理解のある方です。もちろん他の企業を運営されている方でもあるんですけど、懐の深い方で、僕の熱意とか決心を買ってくれていて、人の見方が上手い人だと思います。選手を見守ってくれている。人として尊敬しています。

Lily:とても選手想いな人だと思います。

Cloud:そうだよね。

Yura:チームに入る前からよく一緒にゲームをさせてもらっていました。僕自身の相談とかも乗ってくれていて、本当に優しい人です。

CrazyPapiyoN:親身だよね。

Yura:そうですね。それぐらいなんか優しくて親みたいな感じです。

JJ:お母さんみたい。

一同:それわかる(笑)。

CrazyPapiyoN:チームのお母さんは僕なんでね、ご結婚してるので犬犬さん(笑)。

1つエピソードを付け足すと、野良連合時代、僕はお金がないときがあって、家賃も払えない、光熱費とかも払えないみたいな時に援助していただいていたんです。僕に関してはすごく辛かった時に支えてもらったので恩義を感じています。

いやー、本当にめちゃくちゃお金なかったですね。世界大会に出てた時なんですけどね。クラウディもね。

Cloud:そうだね。

――皆さんのプレイヤーネームの由来を教えてください。

JJ:元々はジェノバ(JeN0bq)って名前だったんですけど、ESLのアジア大会に出た時にジェノバ(JeN0bq)って呼んでもらえなかったんですよね。

綴りのせいもあったと思うんですけど、すごく分かりづらかったので、適当に頭文字とってJJにしたら名前呼びやすいし、周りからも親しみやすい名前になりました。

CrazyPapiyoN:「土竜の唄」という漫画が好きで、その中に出てくる人物に「クレイジーパピヨン」って名前の人がいるんですよ。それを真似しました(笑)。

Yura:僕もパピヨンさんと同じで、小学校か中学校の時に好きだった漫画で「アライブ-最終進化的少年-」って漫画があって、その中の登場人物の「由良 匠」っていうのがいるんですよ。そのキャラが本当に好きだったので、そのまま真似してYuraにしました。

CrazyPapiyoN:厨二病じゃん!

Li9ht:お互い様でしょ(笑)。

一同:(笑)

Li9ht:僕の本名がひかるなのですが、中学生の頃に同級生からのあだ名で「ライト」って呼ばれるようになって、それを引きずって使ってます。

Lily:自分は中学校の時に、「PlayStation3」でオンラインゲームをしていたんですよ。その時に、対戦相手に「リリー」って名前の人がいて、綴りを見てかっこいいなって思って真似をしたのがきっかけです。

Cloud:昔「ファイナルファンタジー」の「クラウド」が好きで、中学時代とかオンラインゲームで、ずっとこの名前を使っていて、その名残で今も使っています。

――チームメイトはそれぞれ何と呼び合っていますか?

JJ:俺の呼ばれ方、めちゃくちゃあるかも。

CrazyPapiyoN:ジェノバはジェノとかJって呼んだりしてるかも、たくみ(本名)もあるか。

Yura:パピヨンさんはパピヨンさんかなぁ。

CrazyPapiyoN:僕は焦ってる時にVCで本名(ナカジョウヤスシ)で呼んでもらってます(笑)。

Li9ht:Yuraくんはなおき(Yura選手の本名)って呼んでます。

一同:Yuraくんかなぁ。

CrazyPapiyoN:Li9htくんは、ひかるかLi9htだよね。あと、LilyははLilyだね。Cloudはクラウディって呼んでるますね。

――チーム内で仲が良いメンバーを教えてください。

CrazyPapiyoN:基本みんな仲良いよね。

一同:うん。

JJ:オフラインの時とか呼ばなくてもみんな集まる。

CrazyPapiyoN:大富豪みんなでするよね。

――海外で好きなプロチームや選手はいますか?

JJ:「FaZe Clan」です! 僕は元々コンシューマーで「Call of Duty」シリーズをやっていて、「Faze Clan」に所属しているPamaj選手が好きでファンになりました。

CrazyPapiyoN:僕は「Team Liquid」かな。初めて世界大会に出場したとき、目の前で優勝したのが「Team Liquid」で、感動してファンになりました。

Cloud:わかる。あれはすごかった。

JJ:すごかったよね。

Li9ht:「Space Station Gaming」ですかね。作戦が攻撃防衛問わず理にかなった感じで、すごい好きです。

Yura:僕は「Team Liquid」のnesk選手が好きで、nesk選手が所属する「Team Liquid」が好きです。

Lily:僕は「Space Station Gaming」のCanadian選手が好きで、プレイスタイルが僕と似ていたので良く参考にしていました。

――「レインボーシックスシージ」で得意なことを教えてください。

JJ:基本全部のオペレーターが使えます。耐えなきゃいけない厳しいポジションが得意な方かな。

CrazyPapiyoN:僕はニトロセルが世界で一番上手いです。そんなところ飛ばせるのってところも飛ばせるので。

Yura:GUTSGamingは、結構チームとして強いからあんまり目立ってるかわからないけど、1ラウンドでゲームを壊すプレイを得意としています。

Li9ht:味方を動かしたりする、指示出しが得意です。

Lily:僕は決め撃ちが世界一うまいです。

Li9ht:Lilyは確かに決め撃ちうまい。

Cloud:そうだなー。僕は選手だった時の経験を踏まえてアドバイスをしたりしていますね。

――チームのプレイスタイルのロールモデルはありますか?

CrazyPapiyoN:完全オリジナルです!

――APAC Northリーグで警戒してるチームはいますか?

Yura:「Xavier Esports」ですかね。
※無事、APAC Northリーグ Day1にてGUTSGamingが勝利。

CrazyPapiyoN:どこも警戒してないです。全部倒すので。

一同:(笑)

――使用しているデバイスを教えてください。

CrazyPapiyoN:基本的にみんな同じデバイスを使っていて、キーボードは「Corsair K65 RGB RAPIDFIRE」で、マウスは「Logicool Gpro Wireless」を使ってます。みんな一緒だよね。

一同:そうだね。

CrazyPapiyoN:マウスパッドだけ違うね。僕は「Steelseries」の「QCK+」を使っています。

JJ:僕も「Steelseries」の「QCK+」です。

Li9ht:僕は「ZOWIE」の「GSR-SE」です。

Yura:「Steelseries」の「QCK Heavy」ですね。

Lily:僕は「Steelseries」の「QCK+」です。

――オーディオ関係は何を使用しているのでしょうか?

CrazyPapiyoN:僕は「オーディオテクニカ」の「ATH-E70」というイヤホンを使っています。

JJ:僕も同じイヤホンを使っています。

Li9ht:僕は「BOSE」の「QuietComfort 20」というイヤホンを使っています。

Yura:僕もLi9htと同じイヤホンか、「Razer」の「Hammerhead V2」使っています。

Lily:僕は「ZST」っていう中国のイヤホンを使っています。

――チームや個人で今まで頑張ったことを教えてください。

一同:APAC Northリーグ予選だよね。

CrazyPapiyoN:6人全員で本当に頑張ったよね。ストレスで本当に胃がやばかったですね。今後の活動にも響いてくるものだったので「絶対に勝たなきゃ」って思いでいっぱいでした。

――悔しかったことはなんでしょうか。

CrazyPapiyoN:GUTSGamingで出たInvitational 2020予選で全然パフォーマンスが良くなくてしょげました。

JJ:その前の年は僕が弱かったんです(笑)。大会の前日ぐらいまでは良かったんだけど、本番が全然ダメで・・・。しかも、ちょうど助っ人で出た試合だったんです。めっちゃ悔しかった。

Lily:僕はGUTSGamingで初めてプロリーグに出場したんですけど、前半戦はすごい調子が良くて、このままの調子だったら絶対APACファイナル行けるなって思ってたんですけど、後半戦が全然ダメダメで。
APACファイナルに行けなかったのが悔しかったです。

Li9ht:負けた試合は全部悔しかったなぁ。

Yura:前のチームの話になっちゃうんですけど、僕は引っ張る側の人間だったので、負けちゃって結果が出なかった時とかはすごく凹みましたね。

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