人気カードゲーム「Shadowverse」のプロリーグ 『RAGE Shadowverse Pro League』の2018年度のチャンピオンを決める大会『RAGE Shadowverse Pro League 2018 League Championship』が品川グランドホールにて開催されました。今回はその模様をお届けいたします。
目次
- 1 『RAGE Shadowverse Pro League 2018 League Championship』開幕
- 2 第1試合(2pick) レバンガ☆SAPPORO 真春選手 VS au デトネーションcross7224選手
- 3 第2試合(ローテーション) レバンガ☆SAPPORO きょうま選手 VS au デトネーション Spicies選手
- 4 第3試合(ローテーション)レバンガ☆SAPPORO Tatsuno選手 VS au デトネーション ミル選手
- 5 第4試合(アンリミテッド)レバンガ☆SAPPORO さわさき選手 VS au デトネーション Enju選手
- 6 第5試合(ローテーション)レバンガSAPPORO きょうま選手 VS au デトネーション ミル選手
- 7 「レバンガ☆SAPPORO」優勝!賞金は1000万円
『RAGE Shadowverse Pro League 2018 League Championship』開幕
本大会では『RAGE Shadowverse Pro League』ファーストシーズンチャンピオンチームとセカンドシーズンチャンピオンチームがリーグチャンピオンの座をかけて戦います。
試合ルールはこちら。全ての試合でBO3(3戦中先に2勝したプレイヤーの勝利)が採用されました。
さらに特殊な対戦形式となる2pickのルールがこちら。選手入場。最初に登場したのは、ファーストシーズン覇者「レバンガ☆SAPPORO」。
左からきょうま選手、真春選手、Tatsuno選手、さわさき選手
続いてセカンドシーズン覇者「au デトネーション」が登場。
左からミル選手、Spicies選手、cross7224選手、Enju選手
両チームのシーズン通算成績は3勝3敗でイーブン。試合前の視聴者勝敗予想では7割がau デトネーションが優勝すると投票。圧倒的な投票差をつけられた「レバンガ☆SAPPORO」ですが、この差を跳ね返し優勝を勝ち取ることができるのか。はたまた下馬評通り「au デトネーション」がチャンピオンの座を勝ち取るのか。
試合順は以下の通り。
第1試合(2pick) レバンガ☆SAPPORO 真春選手 VS au デトネーションcross7224選手
大事な初戦、対戦方式はランダムで出てくるカードを選んでデッキを構築していく2pick。クラス選択では真春選手が現環境最上位と名高いウィッチに対し、cross7224選手はロイヤルを選択。
2pickデッキ作成での真春選手のカード選択中、強力なカード『ラブリー★モニカ』が登場し、会場は大いに沸き立ちます。それに対し、cross7224選手も最強と名高いカード『氷獄の王・サタン』をピック。お互いに引けを取らないデッキを構築しました。
第1戦
cross7224選手が序盤から盤面を制圧。そのまま押し切るかに思えましたが、真春選手4ターン目に切り札『ラブリー★モニカ』を召喚。一気に盤面を取り返します。そしてその勢いのまま攻めに徹した真春選手が1戦目を勝ち取ります。現環境最強と呼ばれるウィッチの強さを見せつけました。
第2戦
真春選手はロイヤルを選択。一方cross7224選手はウィッチを選びたかったところですが、選択肢に出ず。苦い表情を浮かべながらカードパワーの高いドラゴンを選択。
序盤cross7224選手は盤面を維持しながら相手に進化権を使わせることに成功します。真春選手は後半(6,7ターン目)に向けて盤面制圧を試みたいところですが、想像以上にcross選手が盤面を押してきたため盤面処理に回らなければならなくなります。
最終局面、盤面を広げることに成功した真春選手でしたが、なんとcross7224選手が全体除去のできるプロトバハムートをドロー!真春選手の盤面を焼き尽くします。なんとか真春選手の猛攻を耐えきったcross7224選手は、盤面を維持しながら真春選手の盤面を処理するだけで勝ちがぐっと近づくといった有利な状況になりました。
しかし、cross選手7224は攻めることを選び、真春選手の盤面に残ったフォロワーを処理せずライフを削っていきますがこれが裏目に。真春選手は残ったフォロワーと手札のカードを巧みに使い、盤面を制圧しながらライフにダメージを与えます。そのプレイングに対し、返す手がなかったcross7224選手の敗北。
その結果、真春選手が2-0で勝利!
レバンガ☆SAPPOROが大事な初戦を勝ち取り、チームポイント1を獲得。
第1試合
第1戦
〇真春選手(選択クラス:ウィッチ) ●cross7224選手(選択クラス:ロイヤル)
第2戦
〇真春選手(選択クラス:ロイヤル) ●cross7224選手(選択クラス:ドラゴン)
2-0で真春選手勝利
第2試合(ローテーション) レバンガ☆SAPPORO きょうま選手 VS au デトネーション Spicies選手
第2試合レバンガ☆SAPPOROからはリーダーきょうま選手、au デトネーションからは最近加入した新星Spicies選手が登場。試合は最新パック5つとプライズのカードのみを使うことができるローテーション制で行われました。
第1戦 アーティファクトネメシス(きょうま選手)VSミッドレンジロイヤル(Spicies選手)
きょうま選手は序盤から手札の状況が良く、その有利を保ったまま盤面を広げるプレイに対し、これといって打つ手がないSpicies選手はそのままきょうま選手に押し切られ1敗を喫します。
第2戦 ミッドレンジロイヤル(きょうま選手)VS聖獅子ビショップ(Spicies選手)
なんとしてでも1戦取り返したいSpicies選手。序盤からフォロワーを横に並べ、相手が処理せざるを得ない状況にします。その流れを維持したまま試合を進めたいSpicies選手でしたが、きょうま選手がドローで魅せます。強力なフォロワーを展開できる「ドラゴンナイツ」を引き、盤面を強化することに成功。そのまま全力でライフを削って勝利!
レバンガ☆SAPPORO2連勝!
第2試合
第1戦
〇きょうま選手(デッキ:アーティファクトネメシス) ●Spicies選手(デッキ:ミッドレンジロイヤル)
第2戦
〇きょうま選手(デッキ:ミッドレンジロイヤル) ●Spicies選手(デッキ:聖獅子ビショップ)
2-0できょうま選手の勝利
第3試合(ローテーション)レバンガ☆SAPPORO Tatsuno選手 VS au デトネーション ミル選手
第3試合闘志を秘めたクールマン Tatsuno選手、チームのエースミル選手が登場。
第1戦 秘術ウィッチ(Tatsuno選手)VSサタンドラゴン(ミル選手)
ミル選手は序盤を動くことができない。その一方でTatsuno選手は理想の動き。後半ミル選手は手札から打点を出せるカードによるリーサルを見据えてプレイング。しかし、その動きに対してTatsuno選手はライフ回復によってリーサルを回避。そのプレイングが功を奏し、1戦目Tatsuno選手の勝利!3連勝に向けて幸先の良いスタートを切ります。
第2戦 聖獅子ビショップ(Tatsuno選手)VSアーティファクトネメシス(ミル選手)
ミル選手はアーティファクトデッキの特徴でもある盤面制圧によりフォロワーを続々召喚。ミル選手の徹底したフォロワーの展開により、Tatsuno選手を追い詰めます。その流れに乗ったままミル選手の勝利!念願の1勝目を取ります。
第3戦 聖獅子ビショップ(Tatsuno選手)VS秘術ウィッチ(ミル選手)
運命の3戦目。理想の手札で始まったミル選手。プレッシャーを与える顔面パンチ(リーダーに直接攻撃)によって着々とリーサルに向けてプレイしていきます。手札から打点を出すことができるカードを使い、ライフを削りきりミル選手の2勝目!au デトネーション1戦取り返します。勢いに乗って巻き返しをはかりたいところ。
第3試合
第1戦
〇Tatsuno選手(デッキ:秘術ウィッチ) ●ミル選手(デッキ:サタンドラゴン)
第2戦
●Tatsuno選手(デッキ:聖獅子ビショップ) 〇ミル選手(デッキ:アーティファクトネメシス)
第3戦
●Tatsuno選手(デッキ:聖獅子ビショップ) 〇ミル選手(デッキ:秘術ウィッチ)
1-2でミル選手の勝利
第4試合(アンリミテッド)レバンガ☆SAPPORO さわさき選手 VS au デトネーション Enju選手
チームカウント2-1で以前レバンガ☆SAPPORO優勢の状況。ただ、au デトネーションが次戦を制すればチームカウントがイーブンとなるので、お互いに負けられない戦いになります。勝負の肝となる4試合目は全てのカードを使用できるアンリミテッド形式。
レバンガ☆SAPPOROから北国のアイアンメンタルさわさき選手、au デトネーションからはリーダーEnju選手が登場。
第1戦 セラフビショップ(さわさき選手) VS サタンドラゴン(Enju選手)
Enju選手は理想的な手札と完璧なドローによって、切り札『氷獄の王・サタン』を召喚する準備を着々と整えていきます。それに対し、さわさき選手は召喚させないよう圧をかけます。しかし、早々にEnju選手はサタンを召喚。デッキが超強力なコキュートスカードに変わったことで勝ちがより一層近づきます。
たださわさき選手も負けじと切り札『封じられし熾天使』(特殊勝利が可能なカード)を配置。Enju選手は『封じられし熾天使』を消滅できる効果のカードを全力で引きにいきます。引けば状況が逆転することもあり会場は今日一番の盛り上がりに。
しかしEnju選手は除去できるカードを引くことができず、特殊勝利により第1戦をさわさき選手が制します。
第2戦 サタンドラゴン(さわさき選手)VSヘクターネクロマンサー(Enju選手)
Enju選手のフォロワー除去を徹底し切り札サタンで勝利を掴む守りのデッキに対し、さわさき選手の盤面を絶やすことなく展開することでライフを削り続ける攻めのデッキといった攻防戦が繰り広げられました。
お互いに一歩も譲らない展開の中、全体除去のできる『バハムート』と切り札『氷獄の王・サタン』が手札にあったEnju選手はどちらを出すか迷います。
さわさき選手の盤面にはフォロワーが並べられており、万が一さわさき選手が手札から打点を出すことができるカードを持っていた場合負けになってしまうため。
しかし、逆に持っていなかった場合、切り札サタンを出せば勝利を盤石なものにできる場面でもあります。悩み抜いた結果、Enju選手は『氷獄の王・サタン』を選択!攻めることを選びました。これを見てさわさき選手はガッツポーズ。手札から打点を出すことができるカードを所持していたさわさき選手は、場に残ったフォロワーと手札を使いライフを削り切り見事勝利!
2-0でレバンガ☆SAPPOROがポイントを獲得。チームポイント3-1となり優勝に王手をかけます。
第4試合
第1戦
〇さわさき選手(デッキ:セラフビショップ) ●Enju選手(デッキ:サタンドラゴン)
第2戦
〇さわさき選手(デッキ:ヘクターネクロマンサー) ●Enju選手(デッキ:サタンドラゴン)
2-0でさわさき選手の勝利
第5試合(ローテーション)レバンガSAPPORO きょうま選手 VS au デトネーション ミル選手
ついに王手をかけたレバンガ☆SAPPOROはリーダーきょうま選手に優勝を託します。そして、もう一戦も落とすことができないau デトネーションからは、3試合目で値千金の勝利をあげたエースミル選手が出場しました。
第1戦 アーティファクトネメシス(きょうま選手)VSマナリアウィッチ(ミル選手)
お互いに緊張感を保ちながら進む試合。勝負が動いたのは5ターン目。きょうま選手のドローにより切り札『デウスエクスマキナ』を手札に加えます。じわじわと盤面を制圧しながらライフを削り、きょうま選手の勝利。ついに次の1勝で優勝が決めることができます。
第2戦 ミッドレンジロイヤル(きょうま選手)VSアーティファクトネメシス(ミル選手)
もう1敗もできない切迫した状況のミル選手に対し、優勝が目前に迫り勢いに乗るきょうま選手。その差が手札やドローにでたのか、ミル選手は初手からかなり苦しい状況。一方きょうま選手冷静に着々とダメージを重ねミル選手を追い詰めます。なんとか展開をひっくり返したかったミル選手ですが、1歩及ばず。きょうま選手の勝利!
これによりチームスコア4-1でチャンピオンはレバンガ☆SAPPOROに決定!
第5試合
第1戦
〇きょうま選手(デッキ:アーティファクトネメシス) ●ミル選手(デッキ:マナリアウィッチ)
第2戦
〇きょうま選手(デッキ:ミッドレンジロイヤル) ●ミル選手(デッキ:アーティファクトネメシス)
2-0できょうま選手の勝利
「レバンガ☆SAPPORO」優勝!賞金は1000万円
優勝したレバンガ☆SAPPOROに賞金として1000万円が贈呈されました。
今の気持ちについて聞かれると、リーダーきょうま選手は「チャンピオンシップに向けていつも以上に練習してきて、その成果が出せたと思っているので嬉しいです。乾杯はもちろんサッポロビール(チームスポンサー)です。」と回答し、笑いを誘いました。
また表彰式には『RAGE Shadowverse Pro League』コミッショナー青村陽介氏、Shadowverseプロデューサー木村唯人氏が登場。
青木コミッショナーより正式に新シーズンが5月より開幕されることが宣言されました。3月17日(日)に組み合わせ抽選会が実施されるので、ぜひチェックしてみてください。
新シーズンも発表され、今後ますます盛り上がっていく『 Shadowverse Pro League』から目が離せません。