2019年12月21日(土)に東京国際フォーラムにて、リアルタイムカードバトルゲーム「TEPPEN」の世界大会「TEPPEN WORLD CHAMPIONSHIP 2019」が開催されました。

北米、欧州、アジアと開催国である日本の4地域で予選大会が行われ、各上位入賞3名の計12名が決勝大会へ進出することとなりました。

参加選手(12名)

北米地域(アメリカ。カナダ)
・Ryuuzu選手
・Yoyolon選手
・Water選手

欧州地域(フランス、ドイツ、 イタリア、 スペイン、 イギリス)
・RyudoSensei選手
・K4or選手
・HarambeBae選手

アジア地域(オーストラリア、台湾、香港、インドネシア、マカオ、マレーシア、フィリピン、大韓民国、シンガポール、タイ)
・台灣最後守護者選手
・阿德選手
・max005選手

日本
・tarakoman選手
・Taiga選手
・Hayakeo♡jp選手

初代チャンピオンの座は誰の手に!「TEPPEN WORLD CHAMPIONSHIP 2019」開幕

大会が始まるとMCとして、お笑いコンビ「ココリコ」の遠藤章造さんと並木万里菜アナウンサーが登場。その後、「TEPPEN」のエグゼクティブプロデューサーである、辻本 良三氏と森下 一喜氏が登場し軽快なトークを繰り広げました。

左から、遠藤章造さん、並木万里菜アナウンサー

左から、辻本 良三氏、森下 一喜氏

そして選手が入場。

左から、Hayakeo♡jp選手、Taiga選手、tarakoman選手

左から、max005、阿德選手、台灣最後守護者選手

左から、Water選手、Yoyolon選手、Ryuuzu選手

左から、HarambeBae選手、K4or選手、RyudoSensei選手

各地域の予選を勝ち上がったトッププレイヤー12名が集結しました。

その後、発表された今大会のルールは以下の通り。各地域予選1位通過の選手はシードを獲得し、トーナメント2回戦から試合に臨むこととなります。

1回戦から2回戦までの結果がこちら。

1回戦 第1試合 max005選手 0-2 K4or選手

選手(使用ヒーロー・アーツ) 勝敗 選手(使用ヒーロー・アーツ)
第1バトル max005選手(ウェスカー・ウロボロス) ×ー〇 K4or選手(リュウ・真空波動拳)
第2バトル max005選手(ジル・抗体の活性化) ×ー〇 K4or選手(モリガン・シャドウブレイド)

1回戦 第2試合 Hayakeo♡jp選手 2-0 Yoyolon選手

選手(使用ヒーロー・アーツ) 勝敗 選手(使用ヒーロー・アーツ)
第1バトル Hayakeo♡jp選手(モリガン・テンプテーション) 〇ー× Yoyolon選手(モリガン・シャドウブレイド)
第2バトル Hayakeo♡jp選手(ウェスカー・黒き選別) 〇ー× Yoyolon選手(ジル・抗体の活性化)

1回戦 第3試合 Taiga選手 2-0 Water選手

選手(使用ヒーロー・アーツ) 勝敗 選手(使用ヒーロー・アーツ)
第1バトル Taiga選手(ウェスカー・ウロボロス) 〇ー× Water選手(ネルギガンテ・棘飛ばし)
第2バトル Taiga選手(モリガン・シャドウブレイド) 〇ー× Water選手(ネルギガンテ・棘飛ばし)

1回戦 第4試合 HarambeBae選手 1-2 阿德選手

選手(使用ヒーロー・アーツ) 勝敗 選手(使用ヒーロー・アーツ)
第1バトル HarambeBae選手(リオレウス・逆鱗) 〇ー× 阿德選手(ジル・抗体の活性化)
第2バトル HarambeBae選手(リュウ・真空波動拳) ×ー〇 阿德選手(ジル・抗体の活性化)
第3バトル HarambeBae選手(リュウ・真空波動拳) ×ー〇 阿德選手(ウェスカー・ウロボロス)

2回戦 第1試合 K4or選手 0-2 Ryuuzu選手

選手 ヒーロー・アーツ 勝敗 選手 ヒーロー・アーツ
第1バトル K4or選手 リュウ・真空波動拳 ×ー〇 Ryuuzu選手 春麗・あくび
第2バトル K4or選手 リュウ・真空波動拳 ×ー〇 Ryuuzu選手 モリガン・テンプテーション

2回戦 第2試合 Hayakeo♡jp選手 1-2 台灣最後守護者選手

選手(ヒーロー・アーツ) 勝敗 選手(ヒーロー・アーツ)
第1バトル Hayakeo♡jp選手(モリガン・テンプテーション) 〇ー× 台灣最後守護者選手(ウェスカー・ウロボロス)
第2バトル Hayakeo♡jp選手(ウェスカー・黒き選別) ×ー〇 台灣最後守護者選手(モリガン・テンプテーション)
第3バトル Hayakeo♡jp選手(ウェスカー・黒き選別) ×ー〇 台灣最後守護者選手(ウェスカー・ウロボロス)

2回戦 第3試合 Taiga選手 2-0 RyudoSensei選手

選手(ヒーロー・アーツ) 勝敗 選手(ヒーロー・アーツ)
第1バトル Taiga選手(春麗・あくび) 〇ー× RyudoSensei選手(春麗・あくび)
第2バトル Taiga選手(ウェスカー・ウロボロス) 〇ー× RyudoSensei選手(春麗・あくび)

2回戦 第4試合 阿德選手 1-2 tarakoman選手

選手(ヒーロー・アーツ) 勝敗 選手(ヒーロー・アーツ)
第1バトル 阿德選手(ジル・抗体の活性化) 〇ー× tarakoman選手(ジル・抗体の活性化)
第2バトル 阿德選手(ウェスカー・ウロボロス) ×ー〇 tarakoman選手(ジル・抗体の活性化)
第3バトル 阿德選手(ウェスカー・ウロボロス) ×ー〇 tarakoman選手(ダンテ・デビルトリガー)

準決勝 第1試合 Ryuuzu選手 0-2 台灣最後守護者選手

第1バトル Ryuuzu選手〔ジル・抗体の活性化〕 VS 台灣最後守護者選手〔モリガン・テンプテーション〕

序盤からユニットを横に展開し、盤面でアドバンテージを取る攻撃的な戦略のRyuuzu選手に対し、ユニットの攻撃を一定時間止めることができる「停止」の効果を持つカードやヒーローアーツによって、守りに徹する台灣最後守護者選手。Ryuuzu選手は横展開したユニット達を強化し、台灣最後守護者選手のライフを奪って優勢に試合を運びます。

猛攻を耐える中、台灣最後守護者選手はキーカードである「いぶき」を引きます。これにより戦況は一変。素早い攻撃ができる「いぶき」によってRyuuzu選手のライフを削っていき、ついに逆転。台灣最後守護者選手が逆転勝利を収めました。

第2バトル Ryuuzu選手【ジル・抗体の活性化】 VS 台灣最後守護者選手【ダンテ・デビルトリガ―】

第1バトルと同じヒーロー「ジル」を使用し、盤面展開によってダメージを加速させていくRyuuzu選手。それに対し、一定時間自身が受けるダメージを0にする、ダンテのヒーローアーツ「デビルトリガー」によって耐える台灣最後守護者選手。

一時はライフ2というギリギリの状況においこまれますが、切り札である「ジュリ」を引いたことで第1バトルと同様に戦況が一変。またしても大逆転を収め、台灣最後守護者選手の決勝進出が決まりました。

準決勝 第2試合 Taiga選手 0-2 tarakoman選手

第1バトル Taiga選手〔春麗・あくび〕 VS tarakoman選手〔ダンテ・デビルトリガ―〕

春麗のヒーローアーツ「あくび」によってMPで有利を取り、強力なユニットを展開するTaiga選手は、序盤からtarakoman選手のライフを大きく削っていきます。tarakoman選手は、そんな猛攻を凌ぎながらキーカード「いぶき」を展開し、徐々にTaiga選手を追い詰めていきます。

tarakoman選手のライフが僅かとなっているため、削り切ろうと攻めるTaiga選手ですが、tarakoman選手は30秒間自身が受けるダメージを0にする「禁断の果実」を使用。これによりtarakoman選手は相手のライフを先に削り切り勝利。第1バトルを制しました。

第2バトル Taiga選手〔モリガン・シャドウブレイド〕 VS tarakoman選手〔ジル・抗体の活性化〕

序盤、両者ともに緩やかな立ち上がりをみせる中、tarakoman選手は「ジル」のヒーローアーツの使用条件(探索を3回以上行う)をクリアします。

これにより、ユニットの強化が可能となったtarakoman選手は、盤面展開をしながら、相手の盤面を処理するとった有利な流れを作ります。そこを耐えたいTaiga選手でしたが、圧倒的なカードパワーによって惨敗。tarakoman選手が決勝進出を決めました。

3位決定戦 Ryuuzu選手 2-0 Taiga選手

3位決定戦に進んだのは、北米予選で1位通過のRyuuzu選手と、日本予選2位のTaiga選手となりました。

第1バトル Ryuuzu選手〔モリガン・テンプテーション〕 VS Taiga選手(モリガン・シャドウブレイド)

同ヒーロー対決となった第1バトル、Ryuuzu選手は切り札「ジュリ」を初手から盤面に配置。残しておくとやっかいな「ジュリ」を何としてでも処理をしたいTaiga選手でしたが、Ryuuzu選手は「ジュリ」を強化していくことで阻止。

その後もジュリを強化していくことでダメージを加速していくRyuuzu選手に、Taiga選手は成す術無し。Ryuuzu選手の勝利となりました。

第2バトル Ryuuzu選手〔ジル・抗体の活性化〕 VS Taiga選手(春麗・あくび)

序盤から強カード「アイリス」や「G」を盤面に展開し、有利を取っていこうとするTaiga選手に対し、Ryuuzu選手はジルのヒーローアーツの使用条件である「探索」ができるカードを中々引くことができず防戦一方に。

しかし、そうして守りに徹する中、Ryuuzu選手は「探索」カードを引くことに成功。これによりジルのヒーローアーツが使用できるようになり、Ryuuzu選手の火力がアップ。強カード「ナッシュ」を筆頭に、強力なステータスのユニットでTaiga選手のライフを削り切り、勝利。Ryuuzu選手の3位入賞が決定しました。

決勝戦 台灣最後守護者選手 2-0 tarakoman選手

決勝はアジア予選1位の台灣最後守護者選手と、日本予選1位のtarakoman選手といった各地域トップ同士の対決に。またお互いが全く同じヒーローとヒーローアーツといった、非常に珍しい組み合わせとなりました。

第1バトル 台灣最後守護者選手〔モリガン・テンプテーション〕 VS tarakoman選手(モリガン・テンプテーション)

同じモリガン対決となった第1バトル。序盤からお互いにキーカード「いぶき」を展開していきます。そんな中、tarakoman選手は盤面全てに「いぶき」を広げるといった圧倒的に有利な状況を作ります。

しかし、そこを耐える台灣最後守護者選手は、相手の「いぶき」を処理しながら、自身のいぶきを生かし、徐々に盤面を有利な状況へと持っていきます。その状況を覆したかったtarakoman選手ですが、あと一歩の所でライフが0に。台灣最後守護者選手が先勝で優勝に王手をかけました。

第2バトル 台灣最後守護者選手〔ダンテ・デビルトリガー〕 VS tarakoman選手(モリガン・テンプテーション)

第1バトルと同様に、序盤からキーカード「いぶき」を両者展開していきますが、相打ちとなります。そんな中、台灣最後守護者選手は2枚目の「いぶき」を盤面に配置。台灣最後守護者選手は「いぶき」を丁寧に育てていき、tarakoman選手を追い詰めます。

tarakoman選手は、その状況を打破すべく自身ももう一枚「いぶき」を展開しますが、台灣最後守護者選手にユニットを奪うことができるカード「支配された頭脳」を使用され、相手の盤面に「いぶき」が2体並ぶといった圧倒的不利な状況に。その後、あらゆる方法で台灣最後守護者選手のライフを削り切ろうとしますが、最後には自身のライフが削り切られてしまい敗北。これにより台灣最後守護者選手の優勝が決まりました。

優勝インタビューで台灣最後守護者選手は、「どの試合も激しく、緊迫した試合でした。ここに来ていただいた方々、主催の方々、そしてサポートしてくださった皆さんにお礼を言いたいです。ありがとう。」とコメントしました。

表彰式では、優勝した台灣最後守護者選手に賞金として3000万円と、日産の「スカイラインGT」など豪華な副賞が贈られました。

表彰式終了後にはエグゼクティブプロデューサーより新ヒーローとして「豪鬼」が実装されることが発表。人気キャラクターの実装に観客から大きな歓声が沸きました。

また、来年度の大会開催が発表。
今年度とは打って変わってツアーポイント制が導入され、ランクマッチやポイントを獲得できるオンライン大会によってポイントを多く獲得した上位のプレイヤーが決勝大会へ進むこととなります。また、この他にも世界大会進出を懸けたオンライン大会やオフライントーナメントが開催されます。

会場には日本だけでなく海外の観客の姿も多く見受けられ、グローバルな盛り上がりを見せた今大会。来年度では大会仕様の変更や「豪鬼」の実装など、更なる盛り上がりが予想されます。「TEPPEN」からますます目が離せません。

公式サイトTEPPEN -Official Site-