2月5日からスタートした、お笑い芸人はんにゃの川島ofレジェンド(以下、川島さん)による「元はんにゃ川島のeスポーツ芸人生活」。その内容は1年間をかけて、人気MOBAゲーム「リーグ・オブ・レジェンド」内で芸能人最高位となるゴールドランクに挑戦するという難易度の高い挑戦です。

esports pressでは、そんな川島さんのLoL成長記録をお届けするべく、連続インタビューを敢行。初回となる今回は、企画に対する意気込み・LoLへの印象などを語っていただきます。

――今回、LoLをプレイしてゴールドランクにチャレンジするという企画がスタートしましたが、元々川島さんは「LoL」というゲームをご存じだったのでしょうか?

川島:以前放送されていた、esports番組「高校生ぃぃeeeee!」がきっかけで「LoL」を知りました。番組で「Fortnite」「クラッシュロワイヤル」と、前々から知っていたタイトルが並ぶ中で「LoL」というゲームが出てきて「これ、なんだ?」と思ったのが第一印象でしたね。僕自身、大学時代から13年間ぐらいPCゲームをやっていたので、LoLもPCゲームということで興味を持ちました。ただ、正直ゲーム画面を見ていても、ゲーム内でごちゃごちゃと何が起こっているのか全く分からなくて、どんなゲームなのかということまでは分かっていませんでした。

――13年間もPCゲームをプレイされていたということですが、これまでどんなゲームをプレイされてきたんでしょうか?

川島:本当に昔でいうと、ファミコン・スーファミとかゲームボーイだったりでゲームをプレイしていました。大学生の時に「スペシャルフォース」と出会ってPCゲームに一気にハマりましたね。続編の「スペシャルフォース2」にもガッツリハマって、課金もしまくってました(笑)。この2つのゲームだったり、FPSのゲームが大好きだったんですよね。逆に、LoLとかの「MOBA」に関してはこの企画まで名前も知らなかったんですよ。

――そんな中で、初めてLoLをプレイしてみてどういった印象を受けましたか?

川島:キャラクターにもよるんですが、敵を狙うといったFPSの要素もあり、隠れて相手を倒したり、いろんなジャンルのゲーム要素が詰まったゲームだなと思いました。やればやるほど楽しくなっていく感覚もあって、しかもこれが無料っていうことで凄いゲームだなと。後は、僕よく漫画喫茶でゲームをやるんですけど、他のゲームと比べてもダウンロードが速いですし、めちゃくちゃ軽いのでその時点で凄いゲームだなと思っていました。

 
――この連載では川島さんの成長を毎月お届けしていく予定なんですが、第1回目ということで、現在の川島さんの進捗具合を教えてください。

川島:LoLを始めてから1か月くらい経っている状態で、今のところノーマルモードを中心に練習をしています。これまでFPSをやってきたこともあって、銃を扱うキャラの多いADCが楽しくて、よくADCでプレイしていますね。でも、たまにやるサポートも楽しくて、TOPもいいし…。今はどこのレーンをやろうか、結構迷って55いる感じです。以前LJLにお邪魔した時に、「DetonatioN FocusMe」のEvi選手から「色々なチャンピオンを触っておいた方がいいですよ」とアドバイスを貰ったので、いろんなチャンピオンに触ってみたいなと思って、毎回AI戦で試したり、各スキルを調べたり、まだまだ試行錯誤の段階ですね。今のところ、20体くらいかな?そのくらいの数のスキルは把握しているつもりです。当面の目標は140体くらいいる全チャンピオンのスキルを覚えること!

――140体分のスキルを覚えるとなると、かなり時間のかかる作業になりそうな…。

川島:そうなんですよ。ただ、いつも対面に来たチャンピオンのスキルが分からなくて「何この動き?」と思うことが多いので、実際に触って確かめるのが一番かなと思っています。今日でいうと、モルデカイザーのult「死の国」が異世界に転生しているイメージだったので、最近見たドラマ「ストレンジャー・シングス」と重ねて、しっかりと覚えました(笑)。

 
――レーンによって、出てくるチャンピオンも変わって来るので、その辺も考えて覚えるとやりやすいかもしれないですね。

川島:ついつい全部やりたくなっちゃうんですよね。JGも最近やりたくなってきちゃって、レーンを絞るのが大変です。
 
――スキルだけではなく、アイテム・ルーンなども重要になってきますが、覚えられましたか?

川島:そこら辺はまだ全く分かってないです!ゲーム開始時に弄れるルーンとかも多分大切だと思うんですけど、誰も教えてくれないんですよね。特にルーンは外部サイトからコピーして使ってるんですけど、ルーンページが足りなくて困ってます。課金すれば解決なんですけど、よしもとさんが課金させてくれないから…。本当はスキンとかもどんどん買いたいんですよ。

 
――これからも無課金でいくとなると、チャンピオンを揃えるのにも一苦労ですね。

川島:そうなんですよ。そこら辺はYouTubeで配信をしてるので、そのうちプチ企画なんかで解禁してもらえるのかなと思ってます。それと、実は今マウスパッドが無くて、エコバッグを敷いてプレイしているんですよ(笑)。後は、ゲーム部屋にエアコンが無かったり!これから環境が良くなっていけばなと期待してます。
 
――川島さんの場合、プロ選手に教えてもらえる機会もあるんじゃないですか?

川島:それがプロの方はなかなか時間を取るのが難しいみたいで。今のところ、よしもとの後輩芸人にちょこちょこ教えてもらってるだけなんですよ…。ナガサワくんっていうんですけど、配信でも出てきてるんですが、本当に大丈夫なのか?と思っちゃったり。寝坊で仕事を飛ばしたりするような後輩なんです(笑)。

――ナガサワさんの今後にも期待しつつ…ですね。今のところ川島さんはどういった練習の仕方なんでしょうか?

川島:さっき言ったように、まだやったことないチャンピオンをAI戦で触って、実際にノーマルで出してみる、練習の繰り返しですね。ノーマルをやる時は、ロールが早い者勝ちで取られていくシステムなので、やりたいロールを取られないようにタイピングも鍛えないとやっていけないんですよ。後は、TwitterでLoLについて呟くと、ファンの方々が色々と情報を教えてくれるので、それを参考にしつつプレイしています。逆に質問したいんですけど、ランク戦に行った時にメインロールが取れなかったらどうなるのかなと思っているんですけど。

――ランク戦だと2つのロールを選んでマッチングに臨むので、最低でも2ロール出来るようになってから始めたいですね。

川島:そういう情報を誰も教えてくれないんですよ…。

――現状、ゲーム内ではどういったことを意識してプレイされていますか?

川島:CSが大事だと聞かされているのでまずは、「10分50CS」を目安にやっています。CSを取るのが意外に難しくて、低HPのミニオンが複数いる時なんかはどうすればいいのか分からなくなっちゃって。スキルを使えば楽なんですけど、通常攻撃で取るのが難しいですね。と、CSばかりを意識していると相手にキルされてしまったり、すごく大変だなと思ってプレイしています。
 
――プロ選手だと「10分100CS」ということもあったりしますが、ゴールドとなると「10分70CS」くらいは取れるようになるのが理想ですね。

川島:70CS…。まだまだ道のりは遠いんですが、YouTubeで上手い人のプレイ動画を見るのが効果的なんですよね?ADC専門の方の動画を見て感覚をつかむのもアリかも!

――内容は分かったのですが、時間としては1日にどのくらい練習時間を取ってプレイしているんですか?

川島:今は、大体平均4~5時間くらいですね。やる時は8時間くらいやったりもしています。でも先日「Softbank HAWKS gaming」のAwakerコーチから「時間じゃなくて質ですよ」って言われてしまって、確かになと思って…。毎日毎日できるプレイを増やしていけるといいなと思っています。
 
――連載第1回目の記事となりますが、今の所のゴールド到達への自信はいかがでしょうか?

川島:実際にプレイするまでは「余裕だろうな」と思っていたんですが、1か月やってみてゴールドのレベルの高さを感じました。普段相手に来るシルバーの方でもめちゃくちゃ上手いので、こんな人たちを超えて行かなくちゃいけないのかというのが正直な感想です。ただ、たくさんの方が周りにいて色々と聞ける環境ではあるので…「ゴールド、行けます!!」。というか、600万円が懸かってるので「行けます」じゃなくて行かなきゃいけないんですよね。

――最後になりますが、次回取材までの目標をお聞かせください

川島:今20体分のスキルを覚えたところなので「50体のチャンピオンのスキルを覚える」、それと「ノーマル50勝」を達成したいと思います!後は実際にランクをプレイしてみることですね。練習した成果を1戦でもランクで出せればいいなと思います。次回の取材の時にはランク戦の感想を話せるように頑張ります!

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