2019年10月12日にシンガポールで開催されたストリートファイターV AEのプロツアー「Capcom Pro Tour 2019(CPT)」のプレミア大会「SEA Major 2019」にて、日本のふ~ど選手が優勝しました。

ふ~ど選手は今季のCPTでは常に上位にいるものの優勝はできず「シルバーコレクター」と呼ばれていましたが、今大会でそれを見事打ち破り今季初優勝となりました。

また、TOP8の段階ではウィナーズ側のHotdog29選手とルーザーズ側のLuffy選手を除いて6名が日本人選手に。またガチくん選手、藤村選手は2大会連続、マゴ選手は3大会連続でのTOP8入りを果たしており後半戦の調子の良さが伺える結果に。

TOP8のルーザーズクウォーターファイナルの試合では、マゴ選手とLuffy選手の因縁対決が久しぶりに実現。昨年行われた「Capcom Cup 2018」で対戦し、数年間Luffy選手に勝てていなかった「呪い」をマゴ選手が解いたのが記憶に新しいこの組み合わせ。試合は序盤Luffy選手からリードを奪わたれた瞬間にマゴ選手が、かりんから以前のメインキャラクターであったキャミィに変更。しかしそれでもLuffy選手がセットを連取し大手をかけるが、ここでマゴ選手が怒涛の3連勝を収め勝利しました。

そして決勝戦はウィナーズ側ふ~ど選手、ルーザーズ側ガチくん選手の組み合わせになりました。

第1セットから中間距離でお互い牽制技を振り合い、画面端や密着状況をなかなか作らせない試合展開。まずはふ~ど選手がセットを取るもガチくん選手も取り返しセットカウントは1-1に。

第3セット、ラシードの画面端での猛攻でガチくん選手が肉迫するも、ラシードのしゃがみ強Pに対し、ふ~ど選手はバーディーの立ち中パンチで差し返しCAをねじ込み大きなダメージを取り勝利しセットカウントで大手をかける。

4セット目、先にふ~ど選手がラウンドを取りマッチポイントに。第2ラウンドでは最終局面、ふ~ど選手の起き攻めで試合が決まったかに思えたが、ここで相手のコマ投げを読んだガチくん選手が意地のバックステップで回避し、流れを掴みこのセットをもぎ取りリセットに逆大手をかける。

そして運命の5セット目では、お互いラウンドを取りフルセットフルラウンドの大接戦。最終ラウンドではガチくん選手が体力リードを奪い、ふ~ど選手を体力残りドットまで追い詰めるが、ふ~ど選手の立ち中パンチがまたもや刺さりそこからCAまでつなげて逆転勝利となり優勝を勝ち取りました。

トップ8の順位は以下の通り。

順位 選手 国籍 使用キャラ ポイント
1 ふ~ど 日本 ミカ・バーディー 700
2 ガチくん 日本 ラシード 350
3 キチパーム 日本 ザンギエフ 200
4 マゴ 日本 かりん・キャミィ 160
5 Luffy フランス ミカ 130
5 Hotdog29 香港 ベガ 130
7 どぐら 日本 ベガ 100
7 藤村 日本 いぶき 100

 

今回の大会の結果により年末に行われる「Capcom Cup 2019」出場のポイントボーダー外だったキチパーム選手が累計700ポイント、Luffy選手が累計480ポイントと大きく伸ばし一気に出場圏内が見える形に。これによりますます混戦が予想される「CPT 2019」から目が離せません。

SEA Major 2019大会アーカイブはこちら。
CapcomFightersのCPT 2019: SEA Major 2019 Day 1をwww.twitch.tvから視聴する

大会公式サイトhttps://beastapac.com/