2019年9月14日に東京ゲームショウ内で開催された「ALIENWARE JAPAN LEAGUE 春夏王者決定戦」でFAV gamingを相手に見事優勝を収め、9月24日にはジャパンプロリーグを無敗で突破し、APACファイナル進出も決めたCYCLOPS athlete gaming。

インタビュー当日はプロリーグ開催前と言うこともあったが、リラックスした様子で望んでくれた。「Six Major Raleigh 2019」では惜しくもグループ予選敗退となってしまったが、日本の勇姿を世界に披露してくれた彼らに、世界大会について振り返ってもらった。

――Six Major Raleighお疲れ様でした。初めての世界大会振り返ってみていかがでしたか。

gatorada選手:そうですね、悔しさが残る大会でした。でも、悔しさ以上の経験が積めた大会でもありました。

BlackRay選手:世界大会という場所で、相手のレベルの高さ、強さを体感する事が出来たこと糧に今後成長出来ればいいなと思っています。

gatorada選手:深いな〜、XQQコーチ何か言いたいでしょ?

XQQコーチ:彼らが言う通り、色々経験を積めたと言うところが大きいのでその経験を糧にチームとして成長できたら良いなと思いますし、僕自身も足りないところが気付けた大会でした。今後のプロリーグ、APAC予選、プロリーグファイナルでは、今回のRaleighのグループステージ敗退みたいにならないようにしっかり今のうちに立て直していきたいですね。

――XQQさんは、コーチでありまた過去に別のゲームで大舞台に立って活躍されていましたがそういった経験からどのように選手に声かけをしましたか。

XQQコーチ:僕自身、選手やコーチの経験から自分の状態を認識することが大事だなと思っていて。緊張していることを人に言われて気づくことがほとんどで、自分で気づいてちゃんと対処することがオフラインでは大事だとみんなには言っていましたが、あんまり聞いてくれませんでした(笑)。

――世界大会を通して印象に残っているチームはありましたか。

Shokei選手:僕は、TSMですね。チーム結成してからそこまで長くなく、Majorで良いところまで結果を出して今回のDream Hackも優勝しているので、チームとして成功型だと思ってます。僕たちも見習いたいですね。

Anitun選手:Empireです。圧倒的な個人技の強さと作戦の桁が違ったと感じました。

gatorada選手:僕もEmpireですね。Empireは、APACに対して熱心にスクリムで練習に付き合ってくれたというところからです。

XQQコーチ:大会で僕たちは早々と敗退してしまったのですが、その前後のスクリムで練習相手になってくれたのですごく助かりました。優しくていいチームでしたね、見た目によらず(笑)。

BlackRay選手:僕は性格上他のチームに興味がなく、強いチームは見習ってはいきたいと思いました。

SuzuC選手:僕もEmpireですね。決勝でG2に対して見せたことないような戦術を出したりしていてすごいなと思いました。

――大会中、プライベートでの時間についてですがXQQコーチの卓球の動画がTwitterにアップされましたが、大会期間中に上達はされましたか。

XQQコーチ:あの場にいた人全員の卓球のレベルが上がったと思います。大会で卓球大会やったら盛り上がると思いますけどね(笑)。

BlackRay選手:卓球大会開きたいと言っている割には、実力はそれに比例してないからそういう発言はやめてもらいたいですね。

gatorada選手:実力は下から数えたほうが、早いからね(笑)。

――Gatorada選手がShowmatchで解説担当されていましたがメンバーのみなさん見ていていかがでしたか。

gatorada選手:解説非常に好評だったと聞いております。

NKコーチ:すごくいい解説でしたね。

XQQコーチ:次期、岡本ですね(笑)。

――異国の地で食事に困ったりはしなかったですか。

gatorada選手:Anitunが食わず嫌いで、ちゃんと会場に準備されたものを食べずにずっとマックを食べていました。

XQQコーチ:オーストラリアでは、街中で換金できる場所があったのですが、アメリカは空港でしかできなくてずっと奢ってもらっていました。

――オーストラリアのAPAC予選ではXQQキッチンというものが開かれていましたが、今回アメリカでは開催されましたか。

XQQコーチ:アメリカでは、ホテルにキッチンが残念ながら着いていなかったので…。

BlackRay選手:でも、あんまり美味しくなかったよね?

gatorada選手:言うねぇ(笑)。

XQQコーチ:あとでお金を払うっていう約束で作ったんですけど、自分のお金でご飯作って、まずいって言われてまだお金も返ってきていないという闇の内情があります。

――9月18日からプロリーグが再開しますが意気込みをお願いします。

Shokei選手:FAV Gaming、野良連合、DetonatioN Gaming手加減せずに倒したいと思います。

Anitun選手:1マップも取られずに最後までやり切りたいと思います。

gatorada選手:最初の3マップ勝ち切ってまずAPAC進出決めたいと思います。

BlackRay選手:APAC進出目指して頑張ります。

SuzuC選手:頑張ります。

XQQコーチ:愛知開催のプロリーグファイナルなのでシーズン後半も気を抜かず、しっかり勝ってAPAC予選でも他の地域の相手も倒して大会に出たいと思うので頑張ります。

NKコーチ:改善すべきところは改善して、伸ばすところは伸ばして1戦1戦大事に勝っていってもらってAPACそして世界大会にもう1回行ってくれたらいいなと思います。

写真提供/CYCLOPS athlete gaming

取材・文/GuNBoY