ヨーロッパの強豪チーム「G2 Esports」Rainbow Six Siege部門所属のPengu選手が、 競技シーン選手の引退を公式Twitterにて発表しました。
It's been FIVE years.
Five years of living my childhood dream, and getting to experience the most incredible things.I have stepped down as an active pro league player active as of this tweet.
I cant wait to show you what the future holds. But for now.
we gotta be patient.— Pengu (@G2Pengu) March 1, 2021
以下、Pengu選手のYoutube翻訳
レインボーシックスシージの現役プロリーグ選手を辞める決断をしたよ。どうしてこの決断を下したのか、そして、なぜ今なのかと思う人もいるよね。
正直にいうと、この決断は遡ること「Six Invitational 2020」前から決めていたことで、プロリーグでの道を続けるか、一歩引いてコンテンツクリエイター、もしくはコーチをやるかで悩んでいた。でも、「Six Invitational 2019」を優勝したことで、2020年も、より一層勝ちを意識するようになったよ。この時点で、僕にとって「引退すること」があまりにも重大な決断になっていた。
「Six Invitational 2020」で負けたあとに、Fabianがロスターから外れる時、僕自身もチームメイトに「ロスターから外れて、プロリーグから一歩身を引きたい」と伝えた。所属のG2 Esportsや当時のチームメイトと話したあと、全く新しいロスターを組むのはどうかという決断に至り、僕は今のロスターの選手を信頼しているし、下した決断を基に良い1年にしようと思い、選手引退は、この1年間様子を見てからにしようと決めたんだ。
引退期日は、「Six Invitational 2021」で、もうその時まで来てるけど、大会は延期されてしまった。僕自身の考えは変えたけど、引退時期を変えるには至らなかった。Six Invitationalが開催されるまでプレイして、最高の最後のトーナメントにしたいけど、同時に精神的にはもう半ば限界を迎えている。
僕のポジションで入る新しい選手のトライアルを兼ねて、スクリムも実施している。本来なら僕がスクリムに参加しているべきだが、肉体的にも限界だ。
僕は、このビデオをもって現役選手を引退し公の場でプレイする事はもうないだろう。
正直に言うと、G2 Esportsとしてもっと高みを目指したかったけど、僕の代わりとなる選手は良いスタートが切れると思うし、彼らなら僕がその場にいたときと同じくらい、あるいはそれ以上に良い結果を出すことができると思う。
ここで5年間のプロとしてのキャリアを終えます。たくさんの応援があり、時にはTHERMITEをプレイしてディフューザーを設置するチームのサポート職をすることもあったけど、でも2020年のEU Finalを優勝することが出来て、勝利で幕を閉じれたよ。EU Finalに関しては、チームメイトに引っ張られ、助けられたから本当に感謝している。
ただ僕の冒険はここで完全に終わったわけじゃないよ。違う道で、フルタイムでコンテンツクリエイターとして、あるだけ時間を費やして自分のブランドのブランディングに集中して、将来の為にコンテンツをより大きくするよ。正直に言うと、1つのトーナメントやスクリムで上手くやるために、永遠と身を粉にするのではなく、この冒険のメインのゴールは楽しむ事であって、これから来る冒険が楽しみだ。
過去5年間、身を粉にしてやってきたことは精神的にも幸福度で言っても、容易なことではなかった。正直に言うと、途方に暮れている感じもする。ビデオゲームは、僕にとっていつも現実世界からの逃避であって、幸せにしてくれていたけど、一方でビデオゲームで自分を失いかけたこともある。この引退を機に、今から本来の自分を掘り起こして、整理したと思う。
「僕が、ゲーム内で世界一になるには、現実世界での自分が最高にならないことの代償が伴う」ということをずっと言ってきたけど、この代償となった部分で「僕は誰なのか、何に興味があるのか」等を、これから探し出したいと思う。
過去5年間応援してくれたことに、僕は感謝することしかできないけれど、これからも同じ熱量で応援してくれると嬉しいよ。もし足を滑らせることがあれば、その時はみんながサポートしてくれると願うよ。
G2が次の受け入れ先を一緒に探してくれているので、決断を下すまでの来たる数週間は悩ましいけど、最後にもう一度プロとしてのキャリアを応援してくれてありがとう。
僕の冒険の一部にいてくれて、ありがとう。そして、ここまでシージを観るなり、サポートするなり、ゲームを維持することに付き合ってきてくれてありがとう。
みんな体には気を付けて、そして近い将来お会いしましょう。