2020年1月26日(日)に幕張メッセにて、日本最大規模の格闘ゲーム大会「EVO JAPAN 2020」の鉄拳7部門の決勝戦が開催されました。

鉄拳7部門のTOP8には8人中6人が日本選手という結果となり、前年度覇者であるパキスタンの「Arslan Ash」選手や世界最強の鉄拳プレイヤーである韓国の「Knee選手」は今回は敗退となりました。決勝進出を果たした8名は以下の通り。

ウィナーズ
・チクリン選手(日本)
・みきお選手(日本)
・Book選手(タイ)
・弦選手(日本)

ルーザーズ
・MaSa選手(日本)
・ノロマ選手(日本)
・ゼウガル選手(日本)
・Ulsan選手(韓国)

今大会の注目は、やはり去年の世界大会「鉄拳ワールドツアー」を制したチクリン選手と、お茶目で陽気な性格から鉄拳プレイヤーのファンも多い、みきお選手。また、鉄拳7部門では2019年12月より新キャラとして登場した「リロイ」の使用率が圧倒的であることが注目されており、今大会の決勝戦に残った8人中6人もの選手が「リロイ」を使用する結果となりました。

対戦ルールは、3ラウンド先取のVS MODEによる2試合先取制で、ウィナーズファイナル、ルーザーズファイナル、グランドファイナルのみ3試合先取制となりました。

ウィナーズ・ルーザーズファイナルまでの試合結果

ウィナーズセミファイナル 第1試合 チクリン選手 1-2 みきお選手

セット 選手(使用キャラ) 勝敗(ラウンド) 選手(使用キャラ)
第1セット チクリン選手(リロイ) 2-3 みきお選手(ジュリア)
第2セット チクリン選手(リロイ) 3-1 みきお選手(ジュリア)
第3セット チクリン選手(リロイ) 2-3 みきお選手(ジュリア)

ウィナーズセミファイナル 第2試合 弦選手 1-2 Book選手

セット 選手(使用キャラ) 勝敗(ラウンド) 選手(使用キャラ)
第1セット 弦選手(リロイ) 1-3 Book選手(リロイ)
第2セット 弦選手(リロイ) 3-1 Book選手(リロイ)
第3セット 弦選手(リロイ) 0-3 Book選手(リロイ)

ウィナーズファイナル Book選手 3-2 みきお選手

セット 選手(使用キャラ) 勝敗(ラウンド) 選手(使用キャラ)
第1セット Book選手(リロイ) 3-2 みきお選手(ジュリア)
第2セット Book選手(リロイ) 2-3 みきお選手(ジュリア)
第3セット Book選手(リロイ) 1-3 みきお選手(ジュリア)
第4セット Book選手(リロイ) 3-2 みきお選手(ジュリア)
第5セット Book選手(リロイ) 3-0 みきお選手(ジュリア)

ルーザーズROUND1 第1試合 ノロマ選手 2-1 Masa選手

セット 選手(使用キャラ) 勝敗(ラウンド) 選手(使用キャラ)
第1セット ノロマ選手(リロイ) 2-3 MaSa選手(リロイ)
第2セット ノロマ選手(リロイ) 3-1 MaSa選手(リロイ)
第3セット ノロマ選手(リロイ) 3-1 MaSa選手(リロイ)

ルーザーズ ROUND1 第2試合 ゼウガル選手 1-2 Ulsan選手

セット 選手(使用キャラ) 勝敗(ラウンド) 選手(使用キャラ)
第1セット ゼウガル選手(リロイ) 3-2 Ulsan選手(ボブ)
第2セット ゼウガル選手(リロイ) 1-3 Ulsan選手(三島一美)
第3セット ゼウガル選手(リロイ) 1-3 Ulsan選手(三島一美)

ルーザーズ 準々決勝 第1試合 ノロマ選手 2-0 弦選手

セット 選手(使用キャラ) 勝敗(ラウンド) 選手(使用キャラ)
第1セット ノロマ選手(リロイ) 3-1 弦選手(リロイ)
第2セット ノロマ選手(リロイ) 3-0 弦選手(シャヒーン)

ルーザーズ 準々決勝 第2試合 チクリン選手 0-2 Ulsan選手

セット 選手(使用キャラ) 勝敗(ラウンド) 選手(使用キャラ)
第1セット チクリン選手(リロイ) 1-3 Ulsan選手(ボブ)
第2セット チクリン選手(リロイ) 2-3 Ulsan選手(ボブ)

ルーザーズセミファイナル ノロマ選手 3-2 Ulsan選手

セット 選手(使用キャラ) 勝敗(ラウンド) 選手(使用キャラ)
第1セット ノロマ選手(リロイ) 3-1 Ulsan選手(ボブ)
第2セット ノロマ選手(リロイ) 3-1 Ulsan選手(三島一美)

ルーザーズファイナル ノロマ選手 2-3 みきお選手

セット 選手(使用キャラ) 勝敗(ラウンド) 選手(使用キャラ)
第1セット ノロマ選手(リロイ) 2-3 みきお選手(ジュリア)
第2セット ノロマ選手(リロイ) 3-1 みきお選手(ジュリア)
第3セット ノロマ選手(リロイ) 3-1 みきお選手(ジュリア)
第4セット ノロマ選手(リロイ) 0-3 みきお選手(ジュリア)
第5セット ノロマ選手(リロイ) 2-3 みきお選手(ジュリア)

グランドファイナル



グランドファイナルでは、ウィナーズ側にタイのBook選手、ルーザーズ側に日本のみきお選手といったウィナーズファイナルと同じ組み合わせとなりました。キャラピックで、Book選手はリロイ、みきお選手はジュリアを選択しました。

1セット目、リセットをかけたいみきお選手に、ラウンドを1つも取らせることなくBook選手が勝ち取ります。第2セット、勢いに乗るBook選手はラウンドを2つ先取し、このままセットを取り優勝に王手をかけるかと思われましたが、みきお選手が意地をみせ3ラウンド連取し、王手を阻止します。

3セット目、3ラウンド連取した勢いそのままに、みきお選手が勝利。リセットがかかった第4セット、次は自分だと言わんばかりにBook選手が3ラウンド連取。シーソーゲームとなった決勝に会場はさらに熱くなります。セットカウント2-2となった第5セット、なんとしてでも優勝を阻止しリセットをかけたい、みきお選手でしたがBook選手操るリロイの高い火力に推し切られてしまい惜しくも敗北。この結果Book選手の優勝が決定しました。

優勝したBook選手には優勝プレートとメダル、そして賞金100万円が贈られました。

優勝したBook選手「まず支えてくれた家族やチームに感謝したいです。過去2年間優勝してなかったので自分自身驚いていますが、優勝できて本当に嬉しいです。」とコメント。また、グランドファイナルで戦ったみきお選手との対戦について聞かれると「普段は仁というキャラクターを使っているんですが、今大会はずっとリロイを使ってきました。(グランドファイナルで)仁で行くのは、みきお選手をリスペクトしてないことになると思ったので、リロイを使って対戦しました」と、みきお選手との対戦を振り返りました。

大会終了後、日本・東京で行われる大会「TOKYO TEKKEN MASTERS 2020」の開催が発表されました。