12月7日(土)に開催された「Call of Duty Challengers日本代表決定戦」プレシーズンマッチに出場した全4チームにインタビューを行いました。
第1弾は“不屈の強豪”CYCLOPS athlete gamingです。
メンバーをがらりと入れ替えて臨んだ今大会。プロ歴も長い既存のNicochaaaaaaaann選手、Ngt選手を中心として、そこに元Unsold Stuff GamingのNiRu選手、元PNG esportsのCurrent選手、アマチュアで活動していたNoy選手が加わった新チーム。
今大会の感想とあわせて、トライアウトを経たチーム結成までの苦悩もお聞きしました。
→「CoD Challengers日本代表決定戦」プレシーズンマッチ Unsold Stuff Gaming編
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2度にわたるRush Gamingとの対戦
――Rush Gamingとの対戦が2度ありました。それぞれまったく違う試合になりましたが、いかがでしたか?
Nicochaaaaaaaann:1戦目のBO3の試合では、僕とNiRuくんが敵の流れを止めていたり、ドミネーションではNgtがずっとBの地点を死守してくれたりと、ファインプレーが続きました。そういったみんなの頑張りがあっての勝利だったのかなと思います。
2戦目、ルーザーズでの試合は、自分たちのミスがすごく多かったです。全体が見えていなくて、ミスを連発して、そのままRush Gaming側に勢いを持って行かれてしまいました。
――準備期間も短い中だったと思いますが、その中でも戦えていたと感じる部分はありましたか?
Nicochaaaaaaaann:やっぱり僕たちの取り柄は個人技の高さなので、1戦目はそれが活かせたかなと。戦術は時間もありますし、今回はRushさんのほうが明らかに上回っているとわかっていたので、特にサーチ&デストロイは出たとこ勝負なところもありました。
――Noy選手は初めての大会でしたが、どうでしたか?
Noy:そこまで緊張はしなかったです。
Nicochaaaaaaaann:本当かな〜、Sokobeマネージャーが「Noyさん動きが固い」って。
Noy:緊張はしなかったですが、試合の流れにそのまま飲まれてしまった部分もあったので悔しかったです。
Nicochaaaaaaaann:Noyさんは初めてで、Currentもまだ3回目くらいで、そこはカバーしきれなかったところかなと思います。
Current:ものすごく緊張してて、今日はプレイ中は何も考えられないくらいでした。
新チームでも基軸はNicochaaaaaaaann選手&Ngt選手
――ちなみに、チームを再編するにあたってトライアウトを実施されていましたよね?
Nicochaaaaaaaann:全部で70人とか……。そこから実際にプレイを見せてもらったのが20人くらい。慎重に考えていたら、想像以上に時間がかかってしまいました。
Ngt:難しいのが、強いだけではダメなんですよね。大前提として僕とNicochaaaaaaaannが軸になって戦うチームなので、僕らとプレイスタイルが似ている人ではなくて、お互いに補完しあえる関係でないと。その点、自分たちに合う選手を探すのが大変でした。
僕は今回でこそSMGを持ってましたけど、もともとのプレイスタイルは広い視野で見れるARプレイヤーなので、どちらかと言うと最後衛の位置にいます。もし同じ役割がもう1人いると、前線は3人だけで戦わないといけなくなってしまうので、バランスが崩れてしまうんです。
なので、NiRuさんが最初にメンバーに決まったんですよ。僕とは違うスタイルで、前線で戦えてカバーも早いので、僕がすぐ「確定!」って言いました。
――その役割の意味でいうと、Noy選手はどんな印象だったんですか?
Ngt:正直に言うと、アマチュアの中でそこまでトップクラスではなかったのですが、今作は特別いい動きをしていました。
前作の『CoD:BO4』だと2対1を意識してチームメイトと一緒に動くのが基本だったのに対して、今作はマップを広く取らないといけないんです。トライアウトで来てくれた人は前作の動きを引きずって狭く動いてしまう人も多かった中で、Noyさんだけは広くエリアを取った動きをしてくれました。
最初からこういう動きができるなら期待できるし、身内でやっている中でもキル数が多かったので、いいなと思いましたね。
――プレイもそうですが、以前から交流があったんですね。
Noy:Ngtさんとは3年くらい、チームは組んでいないですが、オンラインで通話したり、一緒にゲームをしたりしていました。他の3人はあまり関わりはなかったです。
Nicochaaaaaaaann:Noyさんは『CoD:IW』のときからよく敵として戦っていた印象はあります。“のいだよ”のIDが特徴的で。
でも本当に、状況を見て動けるNoyさんが急ピッチでチームに入ってきてくれて助かりました。
――それぞれの個性を活かせるチームメンバーが集まったんですね。では最後に、今後はCAGをどんなチームにしていきたいですか?
Nicochaaaaaaaann:CAGと言えば「撃ち合いの強さ」みたいな特徴はあると思っているので、そこを維持しつつ、Rushさんみたいな立ち回りのレパートリーを増やしていきたいです。各個人が戦略的に動けるようになれば、僕たちはもっと強くなれると思います。