2019年10月5日(土)に森永製菓主催のesportsイベント「inゼリー esports world challenge cup 2019」が開催しました。

イベントは2部構成で行われ、第1部では、10月4日(金)よりesports選手向けのサポートプログラム「トレーニングラボ for esports」を開始した森永製菓が、今回esports選手のサポートを行うに至った経緯や、数々の著名アスリートをサポートしてきたトレーニングラボのヘッドパフォーマンススペシャリスト 牧野講平氏によるコンディショニングの実演などを行い、第2部では、国内トップ選手4名による総当たりのリーグ戦が行われました。

本記事では第1部の模様をお届けします。

「トレーニングラボ for esports」トークセッション

第1部のMCとして堀内 華央理さんが登場。

その後、ゲストとして電通の菊地英雄氏、森永製菓株式会社 健康マーケティング部長 佐藤 実氏、森永製菓トレーニングラボ・ヘッドパフォーマンススペシャリスト 牧野講平氏、横浜マリノスあぐのむ選手が登壇しました。

初めに森永トレーニングラボに関する概要が佐藤氏より語られました。「トレーニングラボはトップアスリートの栄養やコンディションをサポートしている施設で、健康事業がスポーツを基盤にしていることもあって、そうしたノウハウやナレッジを蓄積する目的で30年以上前に作られた施設になります。

esportsはフィジカル面や性別問わずフラットに競うことができる競技の一つであり、今後世界に向けて挑戦する選手も増えてくると思っています。世界を目指すという点では他のアスリートと変わりないですし、これまで培ったノウハウを生かしてesports選手に貢献できるのではないかと思い、今回プログラムを用意しました。」

また、選手としてトレーニングラボに期待することを問われたあぐのむ選手は、このように回答。
「特にesportではメンタル面が大事だと思っていて、体が固まったり不調だったりすると、そうした部分に影響が出てきてしまいます。また、(大会等では)どうしても長時間ゲームをすることになり、健康面が不安な所もあるので、そうした部分の改善が見込めるのかなと期待しています。」

さらに、牧野講平氏よりesports選手と他アスリートの違いについてトレーナーという目線から語られました。「動いている人を調整するのと、椅子に座ってプレイをする人では改善の仕方に大きな違いがあるため、そこの調整は必要になってくると思っています。ただ動く動かないの違いはあれど、いかにリカバリーずるのか、メンタルを保つためのコンディションを整えるといった点では他のアスリートとの違いはほとんどないので、そこに対してアプローチはできるのではないかと考えています。」

トークセッション後、森永トレーニングラボにてesports選手に向けて実施されるエクササイズが一部実戦形式で行われました。鍛えるだけがトレーニングではなく、コンディションを整えるのもトレーニングだとして、肩の調子を整えるエクササイズが披露されました。

最後に佐藤氏より「世界に羽ばたく選手を支援していくことを通して、その基盤を作り上げていきたいな思います。」と今後の展望が語られた後、第1部が終幕。

今後トレーニングラボにて展開されるesports選手へのサポートに期待が高まるばかり。「トレーニングラボ for esports」の動向から目が離せません。

第1部の模様はこちらから
esportsconferenceのinゼリー esports world challenge cup 2019eSportsConference #13をwww.twitch.tvから視聴する

トレーニングラボ公式サイトhttps://www.morinaga.co.jp/in/support/labo/
トレーニングラボ for esportshttps://www.morinaga.co.jp/in/support/labo/esports/