2019年9月15日に開催された『Raimbow Six Siege(PC版)』のスペシャル国際マッチ。ヨーロッパの強豪「Team Secret」が招かれて行われた今イベントで、会場が白熱した試合を繰り広げたGUTSGamingに、なかなか戦えないヨーロッパのチームとの実戦で得られたことや新しく加入したCloudコーチについてもお話を伺った。

――今回、Team Secretと対戦してみていかがでしたか?

Crazypapion選手:素直に惜しかったなと思うシーンや、負けたなと思うこともありました。
最終的な判断は僕が下していたのですが、その最終判断が間違っていたこともあったですし、勿論取れたラウンドもあって。

僕らの課題でもある攻撃が世界大会に出ているチームに対して通ったことが、世界大会に出ていた時の感覚に非常に似ていたので、他のメンバーの中で芽生えていたら良いなと思います。

Light選手:僕たちの細かいミスで落としてしまうラウンドが結構あって、そこを修正出来ればもっと取れたラウンドがありました。あとSecret側の判断の速さは見習いたいですね。

Lily選手:Secretはすごく強かったですけど、通用する部分はありました。ただ負けている部分が目立っていたので、今後に生かしていきたいです。

Simotuki選手:割と惜しかったなと思うラウンドが多くありました。自分たちのミスもありましたが、相手の一人一人の動きに対応できなかったですね。オフラインの場で、相手のスキをつく動きに対応できたらいいなと思いました。

JJ選手:久しぶりに世界のトップチームとやらせていただいて、日本のチームと違い的確に判断の速さや切り替えが出来ていて、ミスがない。工程を踏むうえで息を合わせてやるべきことをこなしていたのが参考にするところですね。僕らには鍛錬が必要だなと思いました。

Cloudコーチ:細かいミスを抑えれば勝てない相手ではないので、今後コーチングでカバー出来れば良いなと思います。

――Cloudコーチは、選手からコーチに転向されるきっかけは何かありました。

Crazypapion選手:DNG辞めることを聞きまして、仲もよく一緒に世界大会に出ているので、良くも悪くもCloudを知っているので、メンバーの変更ではなく、僕的にはコーチをやってほしいなと思っていて。GutsGamingはコーチがずっといないですし、世界的に有名なチームはコーチがいるので、日本でも世界大会経験者がコーチになるのは今後の発展にもつながると思うので、一緒にランクをしているときに選手として誘えないのは申し訳ないけど、よかったらコーチやってみないかと誘ってみました。

Cloudコーチ:タイミングもあって、他のチームで選手としてやるには微妙だったので、仲のいいメンバーでもあるGutsでやってみようかなと思いました。

Crazypapion選手:進研ゼミみたいにいうなよ(笑)。

――GutsGamingには世界大会経験された方が3名いますがその経験をどのようにしてチームに還元していますか?

Crazypapion選手:今、還元している途中ですけど、還元って難しくて。
自分も(世界大会に)出場する前は、動画などを見て絶対自分のほうが強いと思っていたこともあったので、自分のレベルはどこで何をすれば上に行けるのかは、撃ち合って、作戦を実行して初めて分かるものなんです。

日本と世界で通用するものの違いっていうのは、メンバーに伝えていこうと思います。

――先ほどの質問を踏まえてですがGutsGamingとして活動されている中で、Lily選手、Shimotuki選手、Light選手は3名から吸収できたことはありますか?

Simotuki選手:日本で通用することと、世界で通用することの違いを聞いて、自分の今後の動きにに生かしていけるという意味でいい刺激を与えてもらってます。

Lily選手:人それぞれ考え方が違う中で、経験の数だけ引き出しが多いので学ぶところが多いですね。

Light選手:オフラインでの経験から、自分がどうすればいいのかを教えてもらい非常に参考になりました。

――今後のチームの目標を教えてください。

Crazypapion選手:今僕らはPLで4位(9月15日付)にいるので、一応全勝すればまだ光が見える位置なので他チームの結果待ちにはなるのですが行けるところには行けるので僕らなりに仕上げて他のチームに負けないような動きが出来たらと思います。

取材・文:GuNBoY