人気FPSゲーム「レインボーシックス シージ」のイベントで2020年3月15日(日)に開催された「レインボーシックス フェスティバル」にて発表された「APACリーグ」に関する新情報が公開されました。
大きく生まれ変わった『レインボーシックス シージ』APACのEスポーツプログラムについて運営方法や代表選抜方法など詳しく知りたい方はこの動画をチェック!
→https://t.co/ePpHh21LBw— レインボーシックス公式 (@Rainbow6JP) May 27, 2020
リーグ全体の詳細
3月から翌年の2月まで、1年を通じて行われるシーズンは、4つのクォーターに分かれています。最初の3クォーターは、それぞれ5週間続く地域リーグで構成され、「ステージ」と呼ばれます。そして、それぞれの「ステージ」の最後では、世界の4つの地域から各4チーム、合計16チームが世界各地で開催されるオフライン大会「Six Major」に集い、「ステージ」の世界一を競い戦います。
各「ステージ」の勝者は統一基準によるポイントと、賞金を獲得することができます。
3つの「ステージ」の後、最後のクォーターでは、各地域のファイナルと地域の代表により、「レインボーシックス プロリーグ」の頂点であるオフライン世界決勝大会「Six Invitational」でその年の最高のチームを決定し、1年が締めくくられます。
「ステージ」の累計ポイント以外に、地域リーグのオープン予選を通じて、各地域より1チーム、合計4チームが「Six Invitational」への参加資格を獲得するチャンスがあります。これにより「Six Invitational」への出場チームは合計で20チームとなります。
2020年は新制度への切り替え期間のため、2020年は2ステージのみの開催で、「Six Major」も2回の開催となります。
APACリーグ概要
2020年6月から、APACリーグは2つの地域部門(NorthディビジョンとSouthディビジョン)に分け、それぞれが独自のトーナメントで争うこととなります。
Northディビジョンは、日本、韓国、東南アジア(タイ、インドネシア、マレーシア、シンガポール、フィリピン、台湾)。
Southディビジョンは、オセアニア(オーストラリア、ニュージーランド、メラネシア、ミクロネシア、ポリネシア)と南アジア(インド、スリランカ、バングラデシュ、ネパール、パキスタン)の2つの独立したサブリージョンで構成されます。
APACリーグ Northディビジョン
Northディビションのオンラインリーグはスイス式のトーナメント方法を用いて、5週間にわたり開催されます。
1日あたり6試合を行います。各ステージは2つのトーナメントで構成されており、それぞれ5ラウンドに制限され、合計10日間の試合日を予定しています。第1ラウンドの対戦カードはランダムに選出され、その後は勝敗率が同じ、またはもっとも近いチーム同士が対戦します。例えば、ラウンド2ではラウンド1の勝者同士で対戦し、ラウンド3では1勝1敗のチーム同士が対戦するといった形になります。
試合結果をもとに、各ステージの最後に、「APACリーグプレイオフ」に出場するNorthディビション代表の6チームが決定します。順位は両トーナメント、全チームの勝敗率によって決定します。ただし、2チームが同じ勝敗率で両トーナメントを終了した場合、第2トーナメントでより良い成績のチームが、より良い最終順位になります。
3つのステージ終了後、結果を集計し、最終的なNorthディビジョンのランキングを決定します。上位8チームは、次のシーズンに引き続き招待されます。下位の4チームは、昇格・降格トーナメントへと移動し、次のシーズンの出場権をかけて戦います。昇格・降格トーナメントでは、それぞれの国の国内大会(ナショナルズ)の優勝チームと対戦することになります。
2020年シーズン Northディビジョン 参加12チーム
•FAV Gaming(日本代表)
•GUTS Gaming(日本代表)
•野良連合(日本代表)
•Cloud9
•Qconfirm
•SCARZ
•Talon Esports
•Xavier Esports
•7th Heaven
•FNATIC
•Giants Gaming
6月23日(火)夜7時から、APACリーグNorthディビジョンの配信が開始されます。
Youtube:https://www.youtube.com/rainbow6jp/
Mildom:https://www.mildom.com/10469035
Twitch:https://www.twitch.tv/rainbow6jp/
Periscope:https://twitter.com/Rainbow6JP
APACリーグ Southディビジョン
APACリーグ Southディビジョンでは、オセアニアからオーストラリア、ニュージーランド、ポリネシア、ミクロネシア、メラネシアより8チームが出場。南アジアからは、バングラデシュ、インド、ネパール、パキスタン、スリランカがオンライントーナメントとプレイオフを戦います。
Southディビジョンプレイオフ
各ステージのSouthディビジョン終了時、「Southディビジョンプレイオフ」が始まります。オフラインによる大会で、次のSouthディビジョンの4チームがダブルエリミネーション方式で戦います。
・南アジアナショナルズ優勝チーム
・オセアニアナショナルズ2位チーム
・南アジアナショナルズ2位チーム
勝ち抜いた上位2チームが「APACリーグプレイオフ」へと進みます。
「APACリーグプレイオフ」
「Northディビジョン」と「Southディビジョン」のプレイオフ終了後、各ステージで、「APACリーグプレイオフ」が開催されます。「APACリーグプレイオフ」には、「Northディビジョン プレイオフ」の上位6チームと、「Southディビジョン プレイオフ」の上位2チームが参加します。
これらの8チームはダブルエリミネーション形式のトーナメントで戦い、トップ4チームは「Six Major」への参加権を獲得、5位から8位のチームには、グローバルポイントが与えられます。
APACリーグ ファイナル
12月には「APACリーグ」にて、「APACリーグファイナル」を実施し、「APACリーグ」における真のチャンピオンを決定します。「Northディビジョン」と「Southディビジョン」の最終順位に基づいて(3つのステージの結果を集計して)、次のような形で参加チームが決定されます。
・「Southディビジョン」ランキングトップ1チーム
「APACリーグファイナル」はBO5のエリミネーション形式のトーナメントで構成行われます。
APAC地域において国内大会からプロリーグへと進む道を刷新することを発表
各シーズンの終わりに、Northディビジョンにおけるナショナルズトーナメント(日本における「レインボーシックス ジャパンナショナルズ」)の勝利チームには、昇格/降格システムを通じて、Northディビジョンリーグへ参加する機会を得ることが可能となります。
これにより多くのチームおよび選手にリーグ出場機会を得るチャンスが与えられることとなります。各地域の枠は以下の通り。
・韓国:1チーム
・東南アジア:1チーム
・Northディビジョンのトップ8で最も少ない地域:1チーム
Southディビジョンでは、オセアニア、南アジアのナショナルズはSouthディビジョンのプレイオフへとつながり、勝利したチームが「APACリーグプレイオフ」に参加し、「Six Major」を目指す機会が得られます。
新配信スタジオ設立を発表
2020年のシーズンにおいて、ユービーアイソフトはesportsリーグの視聴体験を更に高めるため、最先端の配信スタジオをフランス・パリに開設し、APACリーグNorthディビジョンの試合の英語配信を新スタジオより行います。
また、ヨーロッパリーグやヨーロッパチャレンジリーグの試合も、パリのスタジオより配信する予定となります。新スタジオでは次のことを予定しています。
•選手のより深い情報をお届けする、アナリスト専用のエリアの設置
•試合中にプロチームが繰り広げた名シーンのデータベースや編集素材など新しいタイプのコンテンツ
•視聴者にとってより魅力的な配信が可能な配信設備の完備