人気FPSゲーム「レインボーシックス シージ」のイベントで2020年3月15日(日)に開催された「レインボーシックス フェスティバル」にて発表された「APACリーグ」に関する新情報が公開されました。

リーグ全体の詳細

3月から翌年の2月まで、1年を通じて行われるシーズンは、4つのクォーターに分かれています。最初の3クォーターは、それぞれ5週間続く地域リーグで構成され、「ステージ」と呼ばれます。そして、それぞれの「ステージ」の最後では、世界の4つの地域から各4チーム、合計16チームが世界各地で開催されるオフライン大会「Six Major」に集い、「ステージ」の世界一を競い戦います。

各「ステージ」の勝者は統一基準によるポイントと、賞金を獲得することができます。

3つの「ステージ」の後、最後のクォーターでは、各地域のファイナルと地域の代表により、「レインボーシックス プロリーグ」の頂点であるオフライン世界決勝大会「Six Invitational」でその年の最高のチームを決定し、1年が締めくくられます。

「ステージ」の累計ポイント以外に、地域リーグのオープン予選を通じて、各地域より1チーム、合計4チームが「Six Invitational」への参加資格を獲得するチャンスがあります。これにより「Six Invitational」への出場チームは合計で20チームとなります。

2020年は新制度への切り替え期間のため、2020年は2ステージのみの開催で、「Six Major」も2回の開催となります。

APACリーグ概要

2020年6月から、APACリーグは2つの地域部門(NorthディビジョンとSouthディビジョン)に分け、それぞれが独自のトーナメントで争うこととなります。

Northディビジョンは、日本、韓国、東南アジア(タイ、インドネシア、マレーシア、シンガポール、フィリピン、台湾)。
Southディビジョンは、オセアニア(オーストラリア、ニュージーランド、メラネシア、ミクロネシア、ポリネシア)と南アジア(インド、スリランカ、バングラデシュ、ネパール、パキスタン)の2つの独立したサブリージョンで構成されます。

APACリーグ Northディビジョン

Northディビションのオンラインリーグはスイス式のトーナメント方法を用いて、5週間にわたり開催されます。

1日あたり6試合を行います。各ステージは2つのトーナメントで構成されており、それぞれ5ラウンドに制限され、合計10日間の試合日を予定しています。第1ラウンドの対戦カードはランダムに選出され、その後は勝敗率が同じ、またはもっとも近いチーム同士が対戦します。例えば、ラウンド2ではラウンド1の勝者同士で対戦し、ラウンド3では1勝1敗のチーム同士が対戦するといった形になります。

試合結果をもとに、各ステージの最後に、「APACリーグプレイオフ」に出場するNorthディビション代表の6チームが決定します。順位は両トーナメント、全チームの勝敗率によって決定します。ただし、2チームが同じ勝敗率で両トーナメントを終了した場合、第2トーナメントでより良い成績のチームが、より良い最終順位になります。

3つのステージ終了後、結果を集計し、最終的なNorthディビジョンのランキングを決定します。上位8チームは、次のシーズンに引き続き招待されます。下位の4チームは、昇格・降格トーナメントへと移動し、次のシーズンの出場権をかけて戦います。昇格・降格トーナメントでは、それぞれの国の国内大会(ナショナルズ)の優勝チームと対戦することになります。

2020年シーズン Northディビジョン 参加12チーム

•Cyclops Athlete Gaming(日本代表)
•FAV Gaming(日本代表
•GUTS Gaming(日本代表)
•野良連合(日本代表)
•Cloud9
•Qconfirm
•SCARZ
•Talon Esports
•Xavier Esports
•7th Heaven
•FNATIC
•Giants Gaming

6月23日(火)夜7時から、APACリーグNorthディビジョンの配信が開始されます。

APACリーグ Southディビジョン

APACリーグ Southディビジョンでは、オセアニアからオーストラリア、ニュージーランド、ポリネシア、ミクロネシア、メラネシアより8チームが出場。南アジアからは、バングラデシュ、インド、ネパール、パキスタン、スリランカがオンライントーナメントとプレイオフを戦います。

Southディビジョンプレイオフ

各ステージのSouthディビジョン終了時、「Southディビジョンプレイオフ」が始まります。オフラインによる大会で、次のSouthディビジョンの4チームがダブルエリミネーション方式で戦います。

・オセアニアナショナルズ優勝チーム
・南アジアナショナルズ優勝チーム
・オセアニアナショナルズ2位チーム
・南アジアナショナルズ2位チーム

勝ち抜いた上位2チームが「APACリーグプレイオフ」へと進みます。

「APACリーグプレイオフ」

「Northディビジョン」と「Southディビジョン」のプレイオフ終了後、各ステージで、「APACリーグプレイオフ」が開催されます。「APACリーグプレイオフ」には、「Northディビジョン プレイオフ」の上位6チームと、「Southディビジョン プレイオフ」の上位2チームが参加します。

これらの8チームはダブルエリミネーション形式のトーナメントで戦い、トップ4チームは「Six Major」への参加権を獲得、5位から8位のチームには、グローバルポイントが与えられます。

APACリーグ ファイナル

12月には「APACリーグ」にて、「APACリーグファイナル」を実施し、「APACリーグ」における真のチャンピオンを決定します。「Northディビジョン」と「Southディビジョン」の最終順位に基づいて(3つのステージの結果を集計して)、次のような形で参加チームが決定されます。

・「Northディビジョン」ランキングトップ3チーム
・「Southディビジョン」ランキングトップ1チーム

「APACリーグファイナル」はBO5のエリミネーション形式のトーナメントで構成行われます。

APAC地域において国内大会からプロリーグへと進む道を刷新することを発表

各シーズンの終わりに、Northディビジョンにおけるナショナルズトーナメント(日本における「レインボーシックス ジャパンナショナルズ」)の勝利チームには、昇格/降格システムを通じて、Northディビジョンリーグへ参加する機会を得ることが可能となります。

これにより多くのチームおよび選手にリーグ出場機会を得るチャンスが与えられることとなります。各地域の枠は以下の通り。

・日本:1チーム
・韓国:1チーム
・東南アジア:1チーム
・Northディビジョンのトップ8で最も少ない地域:1チーム

Southディビジョンでは、オセアニア、南アジアのナショナルズはSouthディビジョンのプレイオフへとつながり、勝利したチームが「APACリーグプレイオフ」に参加し、「Six Major」を目指す機会が得られます。

新配信スタジオ設立を発表

2020年のシーズンにおいて、ユービーアイソフトはesportsリーグの視聴体験を更に高めるため、最先端の配信スタジオをフランス・パリに開設し、APACリーグNorthディビジョンの試合の英語配信を新スタジオより行います。

また、ヨーロッパリーグやヨーロッパチャレンジリーグの試合も、パリのスタジオより配信する予定となります。新スタジオでは次のことを予定しています。

•esports配信時にキャスターが使用することができるツールや素材の提供
•選手のより深い情報をお届けする、アナリスト専用のエリアの設置
•試合中にプロチームが繰り広げた名シーンのデータベースや編集素材など新しいタイプのコンテンツ
•視聴者にとってより魅力的な配信が可能な配信設備の完備

公式ページ『レインボーシックス Eスポーツ』APACプログラム概要公開!