お初にお目にかかります、Komaryuと申します。2020年5月19日に人気FPSゲーム「レインボーシックスシージ」の新シーズン Year5 Season2「Operation Steel Wave」が発表されました。変更点や設定についてのまとめや、新マップの考察のようなものを添えております。
それでは、Year5 Season2のシージを見に行きましょう!
目次
新シーズン概要
Year5の情報につきましては、「Six Invitational 2020」の時点で各シーズンの「新オペレーターの数と国籍」「リワークされるマップ」までが公開され、各シーズンにイベントやバトルパスが実施されることも明かされました。
まだイベントやバトルパスについての詳細情報は来ていませんが、Year5 Season2ではノルウェー出身のオペレーターが1人と南アフリカ出身のオペレーターが1人追加され、シージ発売当初から存在していた民家がリワークされます。そして、新オペレーターの2人についてそれぞれひとことで説明しますと、「ハードブリチャー」と「情報・妨害オペレーター」です。
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攻撃:ACE(国籍: ノルウェー)
人格・経歴
- 子供の頃から何をやってもトップ
- 内面を見せない。外面は良いが実は傲慢
- 小児科医志望→救急医になる→ノルウェー軍に徴兵され衛生兵に
- 兵役終了後、ノルウェー軍特殊部隊(FSK)に入隊
- 国連の共同作戦でKALIを救った。その後ナイトヘイヴンに加入
ロードアウト
- AK-12(アサルトライフル)
- M1014(ショットガン)
サブウェポン
サブガジェット
- ブリーチングチャージ
- スモークグレネード
固有ガジェット「S.E.L.M.A.デバイス」
- ペレットは3個所持
- 連続して爆発するペレットを下方向に展開
- 補強壁の破壊が可能
- BANDITやKAIDでの餅つき、MUTEでの妨害が可能
- SELMAはTHERMITEやHIBANAのガジェットのような炎ではなく水圧によるもの(アクアブリーチャー)
- 壁では1つで最大3回(長方形の穴が開く)→3回分の爆発でしゃがみ穴
- 床や天井、ハッチでは1つで1回の爆発(ハッチは2つ使うと開けれる)
- 1回の爆発につき4秒、3回で12秒
*S.E.L.M.A.デバイスに関する考察
まず、このガジェットの注目点は爆発するまでの時間です。爆発するまでの時間がTHERMITEやHIBANAと比べて短いため、インパクトグレネードやBANDITでは間に合いますが、KAIDでは間に合わないでしょう。加えて、BANDITを用いた餅つきに対しては最初から足元に設置することでカウンターになることができると思われます。更に、爆発時の衝撃が補強壁の反対側まで、それも広めに届くため、不用意にKAIDを設置すると爆発の衝撃で破壊されてしまいます。よって、インパクトグレネード(もしくはC4)以外の方法で餅つきをすることはリスクが大きいと考えられます。
しかしながら、S.E.L.M.Aを用いてハッチを開けるには2つペレットを使う必要があります。インパクトグレネードを用いた餅つきに対する耐性がTHERMITEやHIBANAのそれと変わらないことを踏まえますと、ハッチに関してはHIBANAやMAVERICKの方が適任だと思われます。
防衛: MELUSI(国籍: 南アフリカ)
人格・経歴
- イタラ動物保護区に近いロウズバーグという小さな町で誕生
- 南アフリカで動物保護活動に従事
- 自然保護官としての訓練のために南アフリカ国防軍に入隊
- 中央アフリカ共和国で奇襲を受けた際に部隊は壊滅し、自身も重傷を負う
- 獣医となった友人から協力を受け、軍を退き、地元女性達を訓練しつつインカバ部隊対密猟班の中心的存在となる
ロードアウト
- T-5 SMG(SMG)
- SUPER 90(ショットガン)
サブウェポン
- RG15
サブガジェット
- 展開型シールド
- インパクトグレネード
固有ガジェット「バンシーソニックディフェンス」
- 3個所持
- イーヴィルアイのように壁や床に設置可能
- 敵が近くまで来ると音を出して敵の移動速度を遅くする
- 完全防弾。爆発物か近接攻撃で破壊可能(防弾カメラのように横から撃つことで壊すことは無理)
- ADSのように自動的なガジェット
*バンシーソニックディフェンスに関する考察
このガジェットは他のオペレーターとの組み合わせが非常に豊富だと考えられます。例えばLESIONやCLASHと組み合わせれば、相手の動きをかなり遅くすることが可能です。そしてSMOKEやGOYOと組み合わせれば、安全地帯に逃れるのを遅めることでより多くの損害を与えうると考えられます。同様に、ニトロセルから逃れようとする際にも強力な足止めとなるでしょう。
他のオペレーターと組み合わせずとも、敵が近づいてきた際に音を発するため、チーム全体にとっての情報源としても使用可能です。
民家のリワーク
爆弾地点
- 地下: ガレージ/ジム
- 1階: AVルーム/音楽室
- 2階: メインベッドルーム/男の子の部屋
- 2階: 女の子の部屋/男の子の部屋
ハッチ
- ダイニング(1階→地下)
- 娯楽室(1階→地下)
- キッチン(1階→地下)
- メインベッドルーム(2階→1階)
- 廊下(2階→1階)
外から直接入ることができる部屋
- 地下: ガレージ, 保管庫
- 1階: オフィス, ダイニングルーム, 音楽室, 娯楽室, 裏階段, 裏口
- 2階: バスルーム, バスルーム廊下, 男の子の部屋, 女の子の部屋, プレイルーム, 読書室
リスキルポジになりそうな場所
- 読書室バルコニー
- バックポーチ
- ガレージ入口
- オフィス
- バスルーム
- 女の子の部屋
- プレイルーム
*民家に関する考察・注目点
まず、地下から見ていきます。
ガレージは破壊可能な壁が2枚×2あるといった構成から、破壊可能な壁2枚×1 + バリケードの貼ってある扉1つという構成になりました。ダイニングのハッチからガレージ入口が見れることを考えますと、ガレージを攻める際はこれまでと違ったアプローチが必要になるでしょう。
次に、保管庫外や裏階段からのジムへの射線がかなり狭まった点とガレージの車が横向きになったことです。これまでは、例えばジムとガレージを繋ぐローテートホールを作っても、外と繋がっている保管庫やエントリーしやすい裏階段からの射線が懸念され、更にはガレージ外からの射線もあり、使いやすいものとはなりませんでした。
しかし、リワークされて保管庫や裏階段からの射線が狭まったことで懸念点が減り、更にガレージに置いてある車は横向きとなったため、ジム─ガレージ間のローテートはより安全となりました。しかしながら車の向きは攻撃側にも味方します。攻撃側がディフューザーを設置しやすい位置にもなるのです。よって、ガレージは盾等のガジェットを用いつつ白バンと併せて前目前目で守ることが必要になるかもしれません。ディフューザーを設置された後は逆に取り返すことがかなり難しいように見えます。この点は双方にとって公平な変更だと言えますね。
そして、洗濯室です。洗濯室にはリワーク前から棚が存在しましたが、そこに弾を通さない壁が加わったため、地下守りの際、洗濯室で動きやすくなったと言えるでしょう。以前より安心してMIRAを貼ることもできます。
次に、1階です。
外にあるバックポーチからは裏口と音楽室の2部屋に入ることができます。この場所は攻撃側のエントリーコースとして使われることが多くなるでしょう。1階の防衛地点(AVルーム/音楽室)は外からエントリーしやすい(上記の「外から直接エントリーできる部屋」を参照)ため、守るにはかなりの工夫が必要です。例えばキッチンまで広がって守るにしても、ラペリングからの圧力が懸念されますし、4箇所ある階段からの射線も影響力があります。更にいえば、2階から1階はかなり広い範囲を突き下げできるため、居場所も限定されます。1階の防衛地点を守りきるには高い連携や思考が求められるでしょう。
最後に2階。
男の子の部屋(旧子ども部屋)のW向きの壁は弾を通さなくなりました。ツリーハウスに登る梯子はS側とW側の2つに増えたかわりに、ツリーハウスから爆弾地点への直接の射線は前ほど怖くなくなりましたね。また、バスルームと女の子の部屋の間にはバスルーム廊下があります。バスルーム廊下のS側の壁は補強したり破壊したりできるため、攻防どちらにとってもロビーや2階を見る射線として使うことができます。
防衛地点について話しますと、2階も1階と同様に外からのエントリーがしやすく、注意しなければならないルートが多いことがわかるかと思います。例えば男の子の部屋は直接もしくはプレイルームから、メインベッドルームもバスルームや読書室からのエントリーが可能です。いたるところに警戒網を張ることはできませんので、開き直って「爆弾地点に入らせてもよい」防衛プランを考えるのもよいかもしれません。
オペレーターの変更点
AMARU
- フックの使用がよりスムーズに
- AMARUが突き抜けるまでバリケードは壊れない(窓ガラスは壊れる)
- ハッチを昇る際、ガジェットの能力の一環としてハッチが壊れる
*AMARUの仕様変更に関する考察
「ハッチを昇る際、ガジェットの能力の一環としてハッチが壊れる」と書きましたが、これはショットガンでハッチをわざわざ壊す必要が無くなることを意味します。戦術的に使うことが難しいからか、競技シーンのみならずランクマッチでもなかなかピックされないAMARUですが、この仕様変更がされれば、ラッシュをする際や単独行動をする際に使いやすいオペレーターとしてよりピックしやすくなるかもしれません。
サブガジェット「プロキシミティアラーム」の追加
- 投擲可能
- 壁や床に粘着
- 近くを通ると反応してアラームが鳴る
*プロキシミティアラームに関する考察
防衛側の新たな情報源となるガジェットです。人によっては防弾カメラより使いやすいと思うかもしれません。しかし、ピンが立つ等ではなく音を発するという効果ですので、狭い範囲に複数置いたり音を聞き違えたりすると、寧ろ自分達の妨げとなってしまう可能性がありますね。
ランクマッチにおける変更
新たに、防衛側オペレーター「ECHO」のエリートスキンが追加されます。新エリートスキン「ECHO」
いかがだったでしょうか。私はYear5 Season2のコンテンツをとても楽しみに思っております。新オペレーターを見れば、攻撃は新たなハードブリーチャー、防衛は情報の獲得も妨害もできるオペレーターです。そして古くからある民家がリワークされ、広くなりました。「是非とも自ら手でプレイして歩き回ってみたい、ここで戦ってみたい!」と思えてなりません。
数々の新要素に慣れるのには時間を要するかもしれません。また問題が浮上してくるのかもしれません。しかしせっかく新しいものが追加されるのです、まずはその全てを精一杯楽しみましょう!
長くなりましたが、この辺りで筆を置かせていただきます。ご精読いただきありがとうございました。