2019年12月8日(日)e-sports SQUARE AKIHABARAにて、『Call of Duty: Modern Warfare』を使用した「バンドルカードカップ」が行われました。

バンドルカードカップは、自分以外は全員が敵となるゲームモード「FREE-FOR-ALL」で、最強の個人プレイヤーを決める大会。通常のeスポーツルールのようなチーム戦ではなく、個々のキル数のみで競う珍しい大会です。

イベントを通してコミュニティ育成を

本イベントを主催するのは、『CoD』のeスポーツチームを持つ株式会社Libalent。大会名は、スポンサー企業でもある株式会社カンムが運営する決済サービス「バンドルカード」を由来としています。

両社が今回目指したのは、単にプロモーションを兼ねたイベントではなく、ゲームコミュニティに寄り添うイベント。

それを象徴するかのように、当日は、過去に例を見ないほど豪華な出演者が揃いました。出演者の名前を羅列するだけでも圧倒感がありますが、参加したストリーマーはVODKAさん、ななかさん、コテつなさん、ラークさん、加齢た声さん、R1CHARDリチャードさん、赤谷玲奈さん、みったんさん。

さらに現在eスポーツの公式大会で解説を務める鈴木ノリアキさん、現役プロ選手のCYCLOPS athlete gamingのNicochaaaaaaaann選手、Libalent VertexのGenGar選手、Rush GamingのWinRed選手まで。

▲出演した現役プロ選手、左からNicochaaaaaaaann選手、GenGar AX選手、WinRed選手

そんな長年『CoD』を愛している出演者9名と、現役のプロ選手3名、そして一般募集から当選した参加者12名の計24名が集まりました。

CoDを実際にプレイしていたり、ゲーム実況などの動画を見ている人なら誰しも聞いたことがある出演者と、日頃からCoDをプレイ大集結。まさに、「ゲーム好きによるゲーム好きのための大会」と呼べるようなものでした。

CoD好きが集まったイベント

大会のコンセプトとして「最強を決める」と謳っていることからガチガチの真剣勝負になるかと思いきや、会場の雰囲気は友達同士でゲームをプレイする延長線上にあるような空間に。

プレイヤーと観戦者の距離が近いこともありますが、出演者同士の仲が良いこともあり、賑やかな空気感での試合となりました。

試合は、8人ずつでグループをわけABCDそれぞれの予選トーナメントを行い、さらに勝ち上がった2名×4グループの8名で決勝トーナメントが行われました。

それぞれのグループにストリーマーやプロが数名ずつ参戦するも、予選を勝ち上がったプレイヤーのほとんどが一般参加のプレイヤーたち。イベントが盛り上がるよう出演者たちにはお遊び半分な面がありながらも、ところどころで得意な武器や独自のカスタムでの真剣勝負も垣間見えました。

▲決勝へ勝ち上がったのは、一般参加の7名と出演者枠から出場した鈴木ノリアキさん

 

▲CoDのレジェンドである加齢た声さんは、代名詞とも言えるLMGで撃って撃って撃ちまくる試合を見せてくれました

 

▲出演者たちが解説にまわり、フリートークを展開する場面も。他ではあまり見られない貴重でおもしろいシーンでした。

 

プレイして楽しい、観ていても楽しい

迎えた最終試合、決勝マップは復活したばかりのシュートハウスと、eスポーツの競技ルールでも使われるハックニーヤード。どちらも比較的狭めのマップのため次々に接敵する展開となり、見どころは満点です。

そんな中、序盤からリードを保っていたU_Y_Pさんが2連勝で完全優勝。U_Y_Pさんは、今年アマチュアからプロチームに加入したプレイヤー。優勝時のコメントをk4senさんに求められると、「頑張れば自分のようにプロに入るチャンスもあるので、アマチュアからももっとゲームが盛り上がれば」と話していました。

真剣勝負の“eスポーツ”とまでは行かずとも、ラフに楽しみながら実力を競えるこうした大会は、よりゲームコミュニティの満足度を高めてくれるのではと感じさせられました。

▲一般参加から優勝したU_Y_Pさんへ、スポンサーのカンムさまからトロフィーも贈られました

 

配信アーカイブはこちらから。

公式サイト:株式会社Libalentバンドルカード