9月12日(木)に開催された「東京ゲームショウ2019」にて、一般社団法人日本eスポーツ連合(以下、JeSU)による「2019年度日本eスポーツ連合(JeSU)活動報告&発表会」が行なわれました。
日本スポーツ連合会長「岡村秀樹氏」より発表がありました。
※画像は配信キャプチャーとなります
esports大会に対する法規制について
発表されたのは、esports大会に対する法規制に関して。今回「景品表示法」および「刑法」に関して取り組んできた経過報告されました。
景品表示法に関しては、esportsの競技種目がメーカーの商品であることから「景品表示法」の対象になり、賞金額が最大10万円までとなるのではないかということが、これまで取り沙汰されていました
そこでJeSUは、賞金制大会について手軽に公認大会を開催できるようにするために消費者庁に対してノーアクションレターを提出し、こんな回答を得られたと発表しました。
こちらを要約すると、しっかりとしたレギュレーションに基づき興行性のあるものであれば、「仕事の報酬等」と認められ、高額な賞金であっても受け取ったり給付することが可能となるとのこと。
ただし、興行性が認められない大会については賞金提供が「仕事の報酬等」と認められない可能性があるので、そこに関しては注意が必要であるとのこと。
さらに刑法・賭博罪に関して以下の発表がされました。
大会の参加者に参加料を取る場合、一定の条件のみにおいて刑法・賭博際には当たらないことが発表されました。条件は以下の通り。
・参加費は会場費やスタッフの活動費など大会運営費用のみに充当され、賞金・賞品には充当されないこと
最後に今後は風適法(風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律)について取り組んで行くと話しました。
岡村氏は、この他にも海外との連携や放送委員会の発足、esportsを活性化するための検討会を9月24日(火)に行うことなどを発表。詳細は下記配信ページよりご確認ください。
esportsの発展のために日々活躍するJeSUの動きに今後も注目が集まります。
配信はこちらから(15分30秒あたりからが発表会の映像となります)
jesu_official02のTokyo Game Show 2019 ~ e-Sports X RED STAGE~ Day 1をwww.twitch.tvから視聴する
公式サイト:一般社団法人日本eスポーツ連合オフィシャルサイト