専門学生が主体で作り上げる大会「APEX JAPAN CHAMPIONSHIP」の制作過程を卒業生である後藤が潜入取材してきました!
この記事では各担当の在学生や主催者の方々にインタビューをさせていただきました!

筆者紹介
東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校の令和3年度卒業生。
幼稚園生の頃の夢が「大金持ちになってゲームセンターを買う」だった程の根っからのゲーマー。
5月から入社した新人が初めて取材をしてきました!

今回インタビューさせていただいたのはこの方々です。

  • 企画代表 2年生 糸賀 晴輝さん
  • MC 2年生 大沼 優雅さん、2年生 髙井 真鈴さん
  • 主催 教務 角野先生
  • 協賛 APEX North Customさん
左から糸賀さん、大沼さん、髙井さん、角野先生、Apex North Customさん

在学生が準備する様子はこちらの記事で見ることができます!

インタビュー

企画代表 2年生 糸賀 晴輝さん

後藤
本日はよろしくお願いします!
糸賀さん
よろしくお願いします!
後藤
この「APEX JAPAN CHAMPIONSHIP」を作る上で大変だったことはありましたか?
糸賀さん
そうですねー。ちゃんと競技シーンを見ていたり出ていたりする人がエントリーされているので、ルールの設定が特に難しかったですね。
後藤
この大会で「ここはこだわった!」と思う部分などはありますか?
糸賀さん
一年生の頃は配信事故をなくすことを意識していましたが、2年生になり更に細かい部分に意識を向けることができるようになりました。特に配信の演出にこだわっていて、バーチャルスタジオを使った実況・解説席や、映像切り替え時の演出などに注目してもらいたいです!
実況・解説用バーチャルスタジオ
後藤
今回、授業の一環として大会を制作しているわけですが、学生主体で作るイベントならではの楽しさはありますか?
糸賀さん
生徒同士で友達なので雰囲気が良く、楽しく準備できています。それにさっき言っていた演出なども含め、自分達のやりたいことを反映させることができるというところも楽しいです!当たり前ですが、外部の大会制作ではなかなかこうはいかないので。
後藤
他にもAPEXの大会は多くあるが、今大会で自信を持てる部分などはありますか?
糸賀さん
ほとんどの大会は仕事でやっている人が大半ですが、
僕たちは授業なので熱意で作っているという自信を持っています。
(※業界の方々に熱意がないというわけではありません。)
その上で東京アニメの生徒は「これくらいできるんだぞ!」と知らしめたいです。
後藤
最後に意気込みをお願いします!
糸賀さん
関わった人の経歴として「この大会を作った」と胸を張れるようなものにしたいです。また専門学校なので、就職時の武器にしたいとも思っています!

MC 2年生 大沼 優雅さん、2年生 髙井 真鈴さん

左 大沼 優雅さん、右 髙井 真鈴さん
後藤
よろしくお願いします!
大沼さん
よろしくお願いします!
髙井さん
よろしくお願いします!
後藤
声優科とesports科は接点が少ないと思うのですが、なぜesports大会のMCをやろうと思ったのですか?
大沼さん
クラスメイトがMCをやっていたゲームショウ(制作発表会)に僕も出たかったんですが、募集が女性限定で応募できなかったんです。なので次にチャンスがあったらやろうと思っていたからです!
髙井さん
私もゲームショウ(制作発表会)に出たかったのですが、タイミングが悪く応募できませんでした。なので次にesportsのイベントがあったら絶対にやりたいと思っていた ので「ついに!」という感じです!
後藤
30名のオーディションを勝ち抜いたと聞いているんですが、オーディションで印象に残っていることはありますか? 
大沼さん
MCということで明るい声色や発声方法などを意識しましたが、僕は「知識量」という部分をアピールしました!APEXはダイヤランクまで上げており、他の人との差別化という意味でも「APEXなら任せておけ!」と思ってやりました。
髙井さん
私は聞いている人に語りかけるように意識しました。また私もAPEXをプレイしており、「ついに!」やってきたチャンスなので、その熱意を伝えるようにも意識しました!
後藤
声優科とesports科は接点が少ないですが、esportsに対してどんな印象を持っていますか?
大沼さん
APEXやR6Sを友達とプレイしていると本当に「スポーツ」なんだなと感じます。自分でも掛け声や合図を出したりするので、esportsの雰囲気は大体わかっています!
髙井さん
国内外の大会のアーカイブなどを見て、1つのプレイに歓声が沸き起こっていました。 その「熱さ」は紛れもなくスポーツだと思いました!また技術だけでなく、それを見て楽しめるのも良いなぁと感じました!
後藤
この大会MCを通して学びたいことや付けたい力などはありますか?
大沼さん
声優はもちろんですが、ゲームイベントでゲストとして呼ばれるのも夢です。この大会を通して「ファンや関係者」からの目線を直に体験し、今後の活動につなげていければと思っています!
髙井さん
声優としてアニメよりもゲームに関わっていきたいと考えているので、この大会をその第一歩としたいです!
後藤
最後にこの大会への意気込みをお願いします!
大沼さん
MCとして出演しますが、やはり主役は選手の方々だと考えています。なので引き立たせつつ、円滑にイベントを進行していきたいと思ういます!
髙井さん
大会は選手のプレイだけでなく、MCの喋りなども含めて「大会」だと思っています。なのでプレイ中の熱い雰囲気をMCで切ってしまわないようにしていきたいです!

主催者 教務の角野先生

後藤
よろしくお願いします!
角野先生
よろしくお願いします!
後藤
この大会を通して学生には何を学んでもらいたいですか?
角野先生
自分たちでイベントを作ることで、将来に役立つ強みや自分のやりたいことについて考えて欲しいと思っています。それはイベント制作の生徒だけでなく、ストリーマー専攻などの生徒にも思っています。なのでプロモーションビデオの素材撮影や編集をやらせることで、自分から発信していく力を身につけて欲しいです。
後藤
では具体的にこの大会で学生に求めること、求める力はありますか?
角野先生
マネジメント能力やホスピタリティですね。まず大会やイベントはお客様がいらっしゃって初めて成立するので、その「お客様に楽しんでもらう」ということが根本にあるのを分かって欲しいです。スキルなどはそれから自ずとって感じですかね。
後藤
僕の在学時より授業内容が変わったと聞いたのですが、どう変わったんですか?
角野先生
生徒が自らに考えさせるようにしました。今回のプロモーションビデオなどもその一部で、「何をどのように」宣伝するかを考えさせました。なのでわざとふわっとした状態で生徒に企画を渡し、それを形作っていくようにさせています。この「自分で考え、行動する力」はどの企業に行っても必要になってくるため、即戦力になるのではないかと考えています。
後藤
では東京アニメが気になっている方や、入りたいと思っている方々へのコメントはありますか?
角野先生
東京アニメは最先端を目指しています。この学校の分野であったり、進路に悩んでいる方々はぜひ「何を目指したいか」を決めていただきたいです。また今回の大会に関しては、学校ではなく「学生が主体」で動いているということを見てもらいたいです。学生にとって「APEX JAPAN CAMPIONSHIP」が誇りとして残ってくれればなぁと思っています!

共催 APEX North Customさん

対面でのインタビューはできませんでしたが、学校を通して文面で質問に答えていただきました!

後藤
なぜ学生とやろうと思ったのでしょうか?
Apex North Customさん
なぜ学生とやろうと思ったか 我々APAC North Customはマネタイズを行っておらず非営利で活動している団体です。 前々から大会を開きたいとは考えておりましたが大会の知識などもなくせっかくのAPEXカスタムの活用方法を考え、東京アニメ様のホームページを拝見させていただいた際に産学連携プロジェクトというページが目に留まり、経験のある学生と一緒に大会を作ってみたいと思ったからです。
後藤
この大会を通しての目的などはありますか?
Apex North Customさん
ANCは今回の大会で幾つか目的があります。 まず1つ目はApex Legendsの競技シーンに興味を持ってもらう事です。 我々ANCは普段日韓のスクリム(大会形式の練習試合)を運営しておりプロ選手の傍で活動している団体です。 CRカップ等でApexというゲームの注目度が上がっているにもかかわらず中々競技シーンの注目度はあがっていませんでした。そのためこの大会を通じて競技シーンとはどういうモノなのかというのを参加してもらえる方達に感じてもらい、競技シーンの人口を増やしたいと考えています。
後藤
この大会を通して育てたい人材などはありますか?
Apex North Customさん
学生の皆さんには今回の大会で多くの事をお任せしていました。我々ANCはスクリム等の運営には長けていますがイベントの運営やクリエイティブ(画像、動画作成、配信)などには全く経験が無く、学生さん主導で行って頂いております。規模としても100チームを超える参加者が居る大会で注目度も高くなると思っておりますので学生の皆さんには胸を張れるようなディレクターやクリエイターになっていただきたいなと思っております。
後藤
現状の学生に期待したい部分などはありますか?
Apex North Customさん
短い期間かつアバウトなイメージで色々とお任せしてしまっていますが現段階でも想像以上のクオリティ色々と制作していただいております。 引き続き多くの方を魅了できる素晴らしい作品を作っていただきたいと思います。
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