2020年9月25日(金)に、東京ゲームショウ2020(TSGS2020)の配信ブース「e-Sports X」にて、「ストリートファイターV CE」の公式チームリーグ戦「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2020」第1節が開幕しました。
【ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2020 開幕】
いよいよ本日、9月25日23時~放送開始!
日本最高峰のチームリーグ戦!強豪プレイヤーだらけの6チームの戦いがついに始まる🔥▼視聴はコチラから▼https://t.co/TE9YwN8F2x#SFV #SFVCE #SFリーグ #SFL2020 pic.twitter.com/9u5Tc0Gx4c
— CAPCOM eSports (@CAPCOM_eSports) September 25, 2020
本リーグは今回で3回目の開催となり、これまでのシーズン同様、6チームの総当たり戦によってポイントを争い、上位3チームが決勝戦「グランドファイナル」へ進む形となります。
・1ラウンド99秒、2ラウンド先取制。2試合先取で勝利。
・各マッチ先鋒・中堅・大将戦を行い、勝利で先鋒、中堅は1ポイント、大将は2ポイントを獲得。
・全10節を終了した時点で総合獲得ポイントの上位3チームがグランドファイナルへ進出。
・各チームは4人で編成され、各マッチごとに出場する選手を選ぶことができる。
・各マッチでは出場選手3名が発表された後、相手チームが使用するキャラクターを1体指定し、そのマッチ内で使用不可能にすることができる、キャラクターBANが採用
今回の第1節で行われた第1試合の組み合わせがこちら。
第1試合 マゴスカーレット VS フードガイア
第1試合は、リーダーのマゴ選手、もけ選手、水派選手のメイン3名に、サポート選手としてMOV選手を加えた「マゴスカーレット」と、リーダーふ〜ど選手、どぐら選手、ぷげら選手の3名に、サポート選手としてShuto選手を加えた「フードガイア」の戦いに。
「マゴスカーレット」のリーダーマゴ選手は「前回優勝して今回また違ったメンツになって、正直最初は難しいかなと思ったんですけど、この大会までの期間で仕上げる中で、みんながみんな優勝を狙えるメンバーになったのかなと思います」とコメント。
そんな「マゴスカーレット」と対峙する「フードガイア」はチームメンバー同士で相手チーム対策の話し合いを行うなど気合十分。リーダーふ〜ど選手は「今回はオーソドックスな形ではなく、『嫌でしょ』って形を押し付けていこうかと思っています」と今回のチーム方針を語ってくれました。
注目のBAN選択では、「マゴスカーレット」は「コーリン」、「フードガイア」は「ポイズン」に決定。メイン使用のキャラクターである「コーリン」をBANされた水派選手、自身のメインである「ポイズン」をBANされたぷげら選手の試合に注目が集まります。
先鋒戦 水派選手 VS ふ~ど選手
「マゴスカーレット」はメインキャラクターをBANされた、水派選手に先鋒戦を託す中、「フードガイア」からは、リーダーふ~ど選手が登場。「フードガイア」は、初戦を大事と踏んでか、いきなりリーダーを最初に出すといった攻めの形を見せました。
水派選手は「是空」、ふ〜ど選手は「レインボー・ミカ」を使用。お互い試合開始から、好戦的な形で試合を進める中、ふ~ど選手が初戦を制すと、第2試合も流れを呼び込み、ペースを譲らなかったふ〜ど選手が勝利。2-0で先鋒戦は「フードガイア」の勝利となりました。
中堅戦 もけ選手 VS ぷげら選手
中堅戦、もけ選手はメインキャラクター「ラシード」、ぷげら選手はサブキャラクターである「セス」を使用。
試合はぷげら選手が、もけ選手を徐々に追い詰めていく展開で、ぷげら選手の優位に見えましたが、攻めをかわしながらダメージを重ねていくもけ選手のプレイにより、第1試合を勝ち取ると、主導権を握ったもけ選手が第2試合も勝利。これにより2-0で中堅戦はもけ選手の勝利となりました。
大将戦 マゴ選手 VS どぐら選手
1勝1、で迎えた大将戦、マゴ選手は「キャミィ」、どぐら選手は「ベガ」を使用。
序盤はマゴ選手優位に見えた展開でしたが、どぐら選手の丁寧な立ち回りから相手の動きを見極めコントロールするプレイにより、第1試試合、第2試合と連取することに成功。この結果、カウント「2-0」でどぐら選手が勝利。これにより、ポイント1−3でフードガイアの勝利が決定となりました。
勝利したフードガイアのリーダーふ〜ど選手は、「惜しくもぷげら選手は負けてしまったものの、どぐら選手が3点取ってくれたので、作戦通りです。僕たちのチームは1点でも、2点でも積み重ねていこうと思っています。積み重ねた上で3位以内に勝ち残りたいと思います。」とコメントしました。
第2試合 ネモオーロラ VS モモチスプラッシュ
第2試合は、リーダーネモ選手、ガチくん選手、キチパ選手の3名に、サポート選手としてsako選手が加わった「ネモオーロラ」と、今年初参戦で、リーダーももち選手、ジョニィ選手、藤村選手の3名、そしてサポート選手にハイタニ選手を加えた、自身のチーム「忍ism」のメンバーで固めた「モモチスプラッシュ」という組み合わせに。
対戦前、「ネモオーロラ」のリーダーネモ選手は、「今回納得のチーム選びができました。ガチくん、キチパとメインとサブ両方が使えて、かつメインが強いメンバーを選ぶことができたので、うまくBANシステムを使って勝てるかなと思っています。」とコメント。
一方「モモチスプラッシュ」のリーダーももち選手は、「リーダーに選んでもらったのと、初陣であるので少し緊張はしていますが、楽しみにしています。今回はとにかく忍で固めるというコンセプトでチームを組みました。」と本リーグへの意気込みを語りました。
注目のBAN選択では、ネモオーロラ側は「ザンギエフ」、モモチスプラッシュ側は「春麗」がBANされる結果に。「ザンギエフ」はキチパ選手のメインキャラクターで、前回のリーグでもBANされ続けていたため、定石通りといった形。一方、「春麗」は藤村選手のメインキャラクターであり、藤村選手を封じる形を取ったといえます。
先鋒戦 キチパ選手 VS ジョニィ選手
先鋒戦、キチパ選手は「アビゲイル」。ジョニィ選手は「G」とお互いに重量級のキャラクターを選択。
序盤から大きなリードを獲得したキチパ選手。これにより流れを掴むキチパ選手は、徐々にジョニィ選手を追い詰め第1試合を先取。
しかし、2試合目、第1試合の展開を見て戦法を切り替えたジョニィ選手が勝利し、最終戦へともつれる結果に。最終戦、接戦となりラウンドフルセットで迎えた最終ラウンド、お互いギリギリの体力の中、最後はキチパ選手が決め、勝利。先鋒戦をキチパ選手が制しました。
中堅戦 ガチくん選手 VS 藤村選手
中堅戦、ガチくん選手は「ラシード」、藤村選手は「豪鬼」を選択。
お互いに数多くの大会で活躍するトッププレイヤーであるため、非常に高度な試合が繰り広げられる中、ガチくん選手がペースを握り1試合目を勝利すると、試合はそのままガチくん選手の優位で展開していき、第2試合もガチくん選手が勝利。2-0で「ネモオーロラ」が2連勝を勝ち取りました。
大将戦 ネモ選手 VS ももち選手
大将戦はリーダー対決に。ネモ選手は「ユリアン」、ももち選手は「セス」を選択。2連勝で勢いに乗る、ネモオーロラをももち選手は止めることができるのか、はたまたネモオーロラが怒涛の3連勝を果たし、リーグを優位にすすめることができるのか、注目が集まります。
序盤、ももち選手が攻め優位な展開を見せるも、ネモ選手がVトリガーを巧みに操りながら、徐々にリードを広げ第1試合を勝利。
2試合目、第1試合の余波からか、ももち選手はペースを崩されてしまい、ネモ選手のリードを覆すことができず敗北。これにより、2−0でネモ選手が勝利となりました。この結果、「ネモオーロラ」3連勝で、リーグ第1節を圧倒的優位な展開で締めることとなりました。
3連勝を果たした「ネモオーロラ」のリーダーネモ選手は、「いつも立ち上がりが悪いんですけど、それが今回いいので、気を引き締めて次も頑張りたいと思います。」と次節へ向けて意気込みを語りました。
第3試合 トキドフレイム VS ウメハラゴールド
第1節最終戦である、第3試合では、リーダーときど選手、板橋ザンギエフ選手、りゅうせい選手の3名に、サポート選手としてストーム久保選手を加えた「トキドフレイム」と、リーダーウメハラ選手、まちゃぼー選手、カワノ選手の3名に、サポート選手として今年開催された「EVO JAPAN 2020」で見事優勝を果たした、ナウマン選手を加えた「ウメハラゴールド」といった組み合わせに。
ときど選手は「僕自身、前回、前々回と不甲斐ない戦いをしてしまったので、今回一丸となって上位入賞を果たそうと思っています。」と力強くコメント。
ウメハラ選手は「下品なくらい強い選手を集めたオーダーにしました。なのでチームメイトが強いのは間違いない。」と笑みを浮かべながらチームメイトへの信頼を語りました。
注目のBAN選択では、トキドフレイムは「豪鬼」、ウメハラゴールドは「ガイル」が選ばれ、お互いチームリーダーのメインキャラクターを封じた形となりました。
先鋒戦 ときど選手 VS ウメハラ選手
先鋒戦、まさかのチームリーダー対決に。お互いメインキャラクターがBANされている中、ときど選手は「ユリアン」、ウメハラ選手は「影ナル者」を使用。
試合は、序盤から激しい攻防が展開されていきます。しかし、徐々にときど選手がペースを掴むと、その流れのまま第1試合を選手。
続く2試合目では、第1試合で勝利したときど選手がウメハラ選手にペースを握らせることなく試合が展開され、ときど選手が勝利を収めました。この結果、2連勝でときど選手の勝利となりました。
中堅戦 板橋ザンギエフ選手 VS まちゃぼー選手
板橋ザンギエフ選手は「ザンギエフ」、まちゃぼー選手は「ネカリ」とお互いにメインキャラクターを選択。
中堅戦、序盤からお互いに攻めに転じ激しい試合展開を繰り広げます。板橋ザンギエフ選手が第1試合を先取すると、続く2試合目では、まちゃぼー選手が負けじと取り返すといった一進一退の攻防となる中、迎えた最終戦、第2試合を勝ち取った、まちゃぼー選手が試合を優位な展開で進め、見事勝利。中堅戦はウメハラゴールドの勝利となりました。
大将戦 りゅうせい選手 VS カワノ選手
1−1で迎えた大将戦、お互い若手プレイヤー同士であるため顔から緊張が伝わってきます。キャラクター選択では、りゅうせい選手「ユリアン」、カワノ選手「コーリン」を選択。メインキャラクター同士の戦いとなりました。
大事な大将戦、お互いにラウンドを重ねる中、第1試合目をりゅうせい選手が勝利。この流れのままりゅうせい選手が第2試合を勝ち取るかと思われましたが、非常に冷静に相手の動きを見極める立ち回りを見せた、カワノ選手が第2試合目を勝利。
最終戦にもつれ込んだ大将戦、誰もが固唾を呑んで見守る中。接戦を見事に勝利したのは、トキドフレイムのりゅうせい選手。この結果。2-1でトキドフレイムが勝利となりました。
見事勝利を収めたリーダーときど選手は、今回の試合を通して「狙い通りとはいかなかったんですけど、大将のりゅうせい選手がやってくれましたね。非常に良い内容でした。カワノ選手は若手プレイヤーの中でも強い選手なので勝てたのは大きい。」と大将りゅうせい選手の勝利を称えました。
第1節 総合結果
第1節の総合結果は以下の通り。
やはり目立つのは全勝を果たし、4ポイントを獲得した1位ネモオーロラ。この勢いのまま上位を維持することができるのか。反対に今回全敗となり、0ポイントとなってしまった6位モモチスプラッシュは、ここから巻き返して上位に踊り出ることができるのか、注目が集まります。
次戦の第2節は10月2日(金)21時から開催されます。第2節は「ネモオーロラ VS ウメハラゴールド」「フードガイア VS モモチスプラッシュ」「マゴスカーレット VS トキドフレイム」といった組み合わせとなりますので、ぜひチェックしてみてください。