世界中で若者を中心に盛り上がりを見せている「esports(イースポーツ)」をご存知でしょうか。
まだ知らない方は、以下の記事にて解説しているのでご覧ください。
今回は、esportsは理解できたけど「どうやって観戦したらいいかわからない!」「大会ってどんなことするの?どこでやるの?」と思っている初心者の方に向けて、タイトル別に上位リーグや大会、配信ページをまとめました。
目次
FPS・TPS編
①レインボーシックスシージ
コンシューマー、PCで発売中のタクティカルシューティングゲームです。呼び名はR6S、虹6、シージなど。
プレイヤーは攻撃側と、防衛側に分かれて、各ラウンド約3分間で敵陣を一掃、または、爆弾解除などをすると勝利となります。
競技シーンでは日本の「野良連合」が世界ベスト4となったり、日本での大会視聴者数は1万人を超えるなど勢いを見せているタイトルです。
競技シーン
世界中で行われているレインボーシックスシージの最高峰リーグです。日本のプロリーグはAPAC地域に所属し、サブリージョンという扱いとなっています。
また、プロリーグファイナルと呼ばれる世界大会は、ヨーロッパ地域、北アメリカ地域、ラテンアメリカ地域、アジア太平洋地域から代表を各2チーム選出して、オフラインで世界一を決める大会となっています。
11月に行われるプロリーグファイナルは、日本で開催予定です。
そのほかにも招待制の大会「Six Invitational」や「The Six Major」などがあります。
2019年から始まった日本限定のリーグです。
春から秋にかけての予選はどのチームでも出場可能となっており、上位チームにはJeSUのプロライセンスにメーカー推薦がなされます。
冬に開催される「ALIENWARE JAPAN CHAMPIONSHIP」はJeSUのプロライセンスを獲得したチームのみが出場可能となります。
ALIENWARE JAPAN CHAMPIONSHIPは決勝戦のみオフライン大会となっており、競技シーンを実際に観戦できる機会となっています。
詳細は以下の記事にて掲載しています。
→レインボーシックス シージ国内公式大会「ALIENWARE JAPAN LEAGUE」の開催が発表 日本国内プロ限定大会も
配信ページ
②PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS (PUBG)
コンシューマー、PCで販売中のバトルロイヤルゲームです。呼び名はPUBG、ププグ、パブジなど。
プレイヤーは1つのマップに100人が集まって、防具から武器、回復アイテムなどの物資を拾いながら戦い、最後の1グループが「ドン勝」を獲得することができます。
競技シーンでは、世界各国でそれぞれリーグが開催されており、日本では「PUBG JAPAN SERIES(以下、PJS)」という名称となっています。
競技シーン
PJSは、PUBG Corp.より正式にPUBGの日本リーグとして認可されている唯一の日本リーグとなっており、それぞれGrade1・Grade2・PaRに分かれて進行します。
4人1組のスクワッドで参加。各Seasonの総合得点で優勝チームが決まり、毎シーズン終了後の世界大会への出場権を獲得します。
また、配信先が本配信・マップ配信・選手別配信と3種類の楽しみ方があり、チームや選手ごとの立ち回りが初心者でもわかりやすく観戦できるようになっています。
また、Grade1の試合は全てオフライン大会となっている点も特徴の1つです。
配信ページ
マップ配信:PUBG JAPAN SERIES MAP
※選手別配信は各選手のYoutube・Twitch・OPENREC.tvチャンネルをご覧ください。
③Call of Dutyシリーズ
コンシューマー、PCで発売中の対戦型FPSです。呼び名はCoD、コッド、シリーズごとの呼び名(Black Ops 3→ボミ)など。
プレイヤーはそれぞれチームに分かれて様々なゲームモードで戦い、コンシューマーならではのエイムアシストを活かしたスナイパー射撃で敵陣に突撃をする“凸砂”も非常に多く見受けられます。
競技シーンでは、FPSでは唯一とも言えるPS4を使った公式大会が開催されており、最高峰リーグは「Call of Duty World League(以下、CWL)」という名称となっています。
競技シーン
CWLは毎週末に行われる世界最高峰16チーム限定のプロリーグと、世界中のアマチュアチームでも参加が可能なオープン大会の2種類があります。
日本のチームが参加することとなるのはオープン大会となり、5人1組で各国・各地域での大会を勝ち抜くと世界大会への出場権を獲得することができるシステムとなっています。
日本からCWLに参加するには、「CWL日本代表決定戦」および「Japan National Qualifier(オンラインのみ)」という大会を勝ち抜くことで参加資格が得られます。
また、「プロポイント」と呼ばれる制度もあり、ポイントを所有している分だけポイントが低いチームと、オープン大会のトーナメント1回戦で戦うことができるシステムとなっています。
配信ページ
Twitch:PlayStationJapan
※オンライン予選の選手別配信は各選手のYoutube・Twitch・OPENREC.tvチャンネルをご覧ください。
④Overwatch
コンシューマー、PCで発売中のチーム対戦型アクションシューティングゲームです。呼び名はOW、オバウォなど。
6人対戦のゲームとなっており、従来のシューティングゲームと異なった近接武器がメインのキャラクターがいたり、キャラクターそれぞれに戦闘の個性があるところが特徴となっています。
競技シーンはステージ制となっており、オープンディヴィジョンからオーバーウォッチリーグまで3つのステージに分かれて進行します。
競技シーン
世界最高峰20チームが戦う上位リーグ「オーバーウォッチリーグ」と、オーバーウォッチリーグへの参加の可能性をかけた「コンテンダーズ」、コンテンダーズに参加するための「オープンディヴィジョン」の3ステージに分かれて争われるリーグです。
コンテンダーズには日本のチームも参加しており、上位になると優秀な選手のみスカウトされ、オーバーウォッチリーグへと昇格できるシステムとなっています。
また、コンテンダーズに上がるためにはオープンディヴィジョンを勝ち抜き、さらにコンテンダーズトライアルでコンテンダーズ下位チームと入れ替え戦を行い勝ち抜く必要があります。
他のFPSタイトルと比べると、上位リーグへ参加するハードルがとても高く、同時にそのレベルの高さが伺えます。
オーバーウォッチリーグとは別に、世界中の代表選手を集めて国別対抗戦を行う年に1度の大会です。
まず、一般投票で日本の競技委員会メンバー(GM、コーチ、コミュニティ・リード)を決めます。選ばれた競技委員会のメンバーは選手の適性テストを行うことが可能で、そこから最大で12名を選出し、Blizzard(Overwatch販売元)へ提出します。
Blizzardが承認後、競技委員会はそこからさらに最終的な代表選手7名を選出します。
各プロチームとしての参加ではなく、サッカーワールドカップのような日本代表選手として大会に参加する点が、オーバーウォッチリーグとは異なります。
配信ページ
⑤Fortnite
コンシューマー、PC、モバイルで発売中の“建築”バトルロイヤルシューターです。呼び名はフォートナイト、フォトナなど。
FortniteはPUBGと同じく1つのマップに100人が集まってシールドポーションから武器、回復アイテムなどの物資を拾いつつ、建築用の資材も集めながらプレイします。
また、他のバトルロイヤルシューターと異なる点は「建築要素」です。敵を避けるため、自らを戦いやすくするためにどのように建築するか、いかに早く建築して敵を倒せるかが肝となってきます。
競技シーンでは、リーグ戦等は行われていませんが2019年より、「Fortnite World Cup」が開催されました。
競技シーン
全世界からオンラインでポイントを集めて上位となった優秀な選手が、最終的にオフライン決勝へと進出する賞金総額約110億円の大会です。
オフライン決勝に行くまでに「アリーナモード」「オンライン準決勝」「オンライン決勝」を全て勝ち抜く必要があります。
アリーナモードのトッププレイヤーは、次の段階であるオンライン準決勝へと進みます。さらにオンライン準決勝から、上位3000プレイヤーがオンライン決勝へと進み、各地域の最上位のプレイヤーがオフライン決勝へと進出することが可能となります。
また、競技で扱われるモードはソロ・デュオの2パターンとなっています。
配信ページ
FPS・TPSのゲームの概要や競技シーンは理解していただけたでしょうか?
次回は「格闘ゲーム編」をお届けします!