Libalent Vertexがシーズン全制覇！4チームが激突した「CoD: BO4 日本最強決定戦」レポート

『Call of Duty: Black Ops 4』でのシーズン1年を締めくくる「CoD: BO4 日本最強決定戦」が2019年8月10日（土）に開催されました。

出場したのは、これまでの「CWL日本代表決定戦」に参加した全223チームから成績順で選ばれたLibalent Vertex、CYCLOPS athlete gaming、Rush Gaming、Unsold Stuff Gamingの4つのプロチーム。抽選で当選した計400名の観客の声援のもと、賞金（総額1000万円）と日本最強の座を賭けて、大会が行われました。

注目選手は、この大会を最後に選手活動を引退することを発表していたRush GamingのLuke（ルーク）選手。現在も理系学部の大学に通っており、選手活動との両立がむずかしいことなどが理由だそう。会場内ではLuke選手がスクリーンに映るたびにLuke選手の名前を叫ぶファンも多く、午前中の初戦から応援に熱が入ります。

そんなRush Gamingは、初戦のCAG戦を2-0のストレートで勝ち越したものの、次のウィナーズ決勝でLibalent Vertexに2-3で破れ、ルーザーズへ。観客の応援も後押しして、今シーズンの王者であるLVに逆襲もできそうな勢いだっただけに、非常に惜しい試合でした。

1年を通して新メンバーの加入が続きながらも、着実にチームを強化してきたRush Gaming

Rush Gamingを下したのは、今シーズン世界大会への道も切り開いたCYCLOPS athlete gaming。お互いにルーザーズで後がない中での真剣勝負で、どちらが勝っても健闘をたたえたくなるほどの超接戦となりました。

左から、あべるんぜっと選手、Leisia（れいしあ）選手、にこちゃん選手。特にLeisia選手によるSRの活躍が光りました。

勝利の瞬間、Nami選手に抱きつくにこちゃん選手

また、1回戦で敗退してしまったUnsold Stuff Gamingも、初戦のLibalent Vertex戦ではゲームモードSEARCH&DESTROYを勝利するなど、会場を大いに沸かせていました。

連キルなどで活躍を見せたUnsold Stuff GamingのVirullent（ビルレント）選手はまだ18歳のルーキープレイヤー

どのチームが優勝していてもおかしくないくらいハイレベルな戦いが続いた今大会ですが、それでも1戦も負けることなく優勝したのがLibalent Vertex。レベルアップし続ける他のチームに飲み込まれることなく、さらに上回る圧倒的な強さを見せつけてくれました。

ガッツポーズを決め、メンバーのもとに駈け寄るリーダーのsitimentyo選手

リーダーのsitimentyo選手は、ゲームのスコア平均が2735と素晴らしい成績を収めたことから大会MVPにも選出されました。コメントでは、「チームをまとめるのが大変でしたが、最後まで優勝し続けることができてうれしい」と、メンバーそれぞれの個性の強さゆえの苦労も口にしていました。

sitimentyo選手

GenGar AX（ゲンガー）選手

Libalent Vertexがシーズン中の全大会を制覇するという偉業を成し遂げましたが、どのチームの試合も白熱し、まさに最後にふさわしい大会となりました。MCの岸大河さんや、実況解説を務めたk4senさん、鈴木ノリアキさんも思わず言葉を失ってしまう場面が何度かあり、大会の白熱ぶりを表していました。